やりたいことを実現させるには 2

【やりたいことを実現させるには 2】


昨年来現在の五波まであった日本の新型コロナウイルスの流行ですが、昨年の最初から「緊急事態宣言発出と同時に減り始める」というような現象がありました。

何回も言いますが、宣言発出後の十日とか二週間後にいきなり減り始めれば宣言が有効だったということになります。宣言と同時に下がり始めるというのは、宣言による効果ではないということです。

さらに言えばグラフの下降線は、宣言後十日~二週間後に急角度に減少傾向を強めれば、緊急事態宣言は有効だったと言えますが、一度下り始めたグラフは、淡々とほぼ同じ角度で下がっていきました。

つまり緊急事態宣言というのは、昨年の一発目から実は効果がなかった。なのに少しも大騒ぎされない。テレビも「宣言が出る」「出ない」「いつから」「延長される」みたいなことには大騒ぎしますが、一番大事な「効果があったかなかったか」を追いかけて報道しない。

効果がはなはだ怪しいにもかかわらず、いまだに発出されっぱなしです。実に不思議です。今更「最初から効果が認められませんでした」と言い出せなくなっているのかな。 数字を追いかければ効果がないものです。百歩譲って考えても、もしかしたらあったかもしれない「再拡大を抑えた可能性がある」ぐらいですが。

年中出しっぱなしの昨今では、まったく効果がない。宣言関係なく爆発し、効果がないけど延長され、宣言と関係なく収束していく。まことに不思議なコロナ対策の世界です。

いまだに「拡大予防」のためのもろもろは声高に語られますが、「自然減のメカニズム」を説いて、そのメカニズムに沿うような行動を促進させるような「コロナ対策」は聞いたことがない。

今朝(日曜日)もワイドショーに出てきた感染症の専門の大学の先生が「東京の感染者は減少しているが、人流など全然減っていないので減少する要素がないからおかしい。再拡大の可能性も否定できないから警戒しないと」みたいなことを言っていました。

ようするに「自然減」に関しての研究は業界では全然常識になっていないのですね。

たとえばある集団でクラスターが起こったとします。感染発症した人に「治療」をすることはもちろん大事です。

しかしながら「新型コロナ」という問題をなんとかしようと考えるならば、「その集団で感染しなかった人」が何故感染しなかったのかということを調査研究することこそ本当に大事だと思うのです。

たぶんそういう研究というのは、する人がいないのでしょうね。大学の医学部というのは、「何かを治療する」ということに特化していて、難しい治療法、難病の治療法に携わるほど上の方に位置しているように思えます。

実際のところ、治せることも大事ですが「ならない」という方が庶民にとっては本当は値打ちがあります。

だから、本当の本当は病気を治すことだけでなく「何もしていないのに、例えば癌にも脳卒中にもコロナにもならなかった人」の研究も同じぐらい大事だと思うのですが、あまりそういう話は聞いたことがありません。

「感染しなかった人」のデータに限らず、そのほかの様々な病気などとも合わせて延々データを取って研究していけば、どうすれば病気にならないで済むのかということが明らかになっていくから、一番大事で根本的な問題だと思うのですが。

で、コロナの場合は大事なのは自然減のメカニズムでしょうね。

いずれにしても、そういう情報は出てきそうもにないので、せめて自分でも少し考えるだけでも考えてみようとしているわけです。

金曜日に書いた仮説です。ウイルス界にも松岡修造さんのような、同じ株なのになぜかめちゃめちゃ元気で感染力の強いタイプのウイルスがあって、そこから感染爆発が始まる。

同じウイルスなのだけれども、媒介する人が変わると徐々に感染力が弱まる。最初は松岡修造ぐらい不必要に元気だったのが、ソフトバンクの松田のように周りを励ますために必要な元気さになり、阪神の大山のように静かに内に秘める闘志のように変わり、最後はMrオクレのようにへろへろになっていく。

人から人へリレーしている間にじわじわと感染力が弱まり、10人を超したあたりで息切れをして、13人から15人あたりまで行くと感染力が弱まっている、と仮定すると一つ説明がつきます。

素人の戯言です。あくまで頭の体操です。医学的なお話ではありません。実際にそういうメカニズムかどうかは分かりません。ただ、ワクチンがなかったころから自然減はしていた。そこを押さえない限りは感染対策もへったくれもない。

私も、収入激減に耐えながら国の方針に協力して休業しているのですから、もっともっとまともに研究してほしい。

国からそういう情報が出てこないから、自分で考えているのです。私が考えても解決はしないのですが、本当のところは見極めたいです。(つづく)


生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝

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