やりたいことを実現させるには 4

【やりたいことを実現させるには 4】


整体というものは「全生」を目指します。あなたに備わっているものを引き出して、全うさせていこうというのが全生です。あなたの中から出てきたもので動かなければ全生になりません。自分の(身体の・生命の)やりたいことをやるから全生に向かえるのです。

ところが、「あなたのやりたいこと」というのは、誰でも、何もかもすぐにできるかと言えば、様々な社会的な条件とか経済力とかでできるとは限りません。

あなたに、やりたい「こと」にこだわると、周りの条件がそれを許さなければできなくなります。ソフトボールで金メダルを取るんだ!と思っても、パリ五輪ではソフトボールは開催種目から外れますからいくら願ってもかないません。

だから、整体の説く「全生」というのは、「何をやるか」という「こと」に左右されるものではないと考えます。身体が選んだ、身体から生じてくる「こんなふうにやっていきたい」という質感、快適感を実行していくこと、と設定すればどんな状況でも可能になります。

そうすると「身体の言い分を聞き取れる」という能力に磨きをかけることが、あなたがあなた自身を少しでも全生に近づけていく上ではとっても大事なことだということが分かります。

身体の中から湧き出てくるものに従って取り組んでいき、「こういう感覚で物事に取り組みたかったんだ」ということが実感できれば、「何をやる」「何を達成する」かの影響は減じていき、結果的に何をやっているときにも「やりたいことをやっている」に近づけていけませんか。

実際に大きければ大きいほど夢や目標はかなわないことの方が多いでしょう。野口晴哉先生は「10年や20年で可能になるようなことを願うから人間がみみっちくなるんだ。150年計画ぐらいを立てて、今生で足りなければ来世で続きをやるぐらいの計画を立てればいい」と言われています。

これならいいですね。よほど長生きしないかぎり(ほとんどゾンビだ)、夢を追う途中で死ぬことになりますから、それはそれで「どこまで近づけるかの勝負」になります。

どこに行っても、何をやっても、どう環境や社会が変化しても、じわじわと適応しつつ、自分の内側から出てきた快適感覚で没頭して楽しめている、という自分の機能を大きくした方が圧倒的に有利でしょうね。

その自分の身体から生じるもののヒアリングの訓練の第一歩にマイクロストレッチや進化体操は最適だなと毎日やっていて思います。

物事には陰と陽の両面からアプローチした方が間違いありません。悲観に集まると次の一歩が出ませんし、楽観が過ぎるとなめてしまって取り組むレベルが上がらない。

「自分の中から出てくる快適感覚こそ大事だ」と書きましたが、陰陽でとらえなおすなら「違和感がある、なんか違う」ということも追及してこそ、自分にとっての快適さがより分かってくるとも言えます。

だから、新型コロナに対しても「コロナはただの風邪」と「コロナは恐ろしい感染症」のどちらかを決めつけません。双方の間を行き来して実態を見極めようとしているわけです。

基礎疾患のないワクチン接種後の若者であれば、データ的には「ただの風邪」も間違ってはいないと思うし、体質的にワクチンが打てない持病のあるような高齢者なら「恐ろしい感染症」も事実です。

そんなふうに結論を出さないでコロナ界隈を考えていて、何回も言いますが見過ごせないのが「なんで自然に感染者が減っていくのよ」ということです。それで数回前に「感染リレーをしていく間に感染力が弱っていく仮説」を考えてみました。明日は別の「もう一つ」を語ります。(つづく)


生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝

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もう一歩、踏み込んで書いています。
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