アーチェリーの的 仮説
【アーチェリーの的 仮説】
「感染リレーをしていく間に感染力が弱っていく仮説」に加えて「もう一つのコロナ自然減仮説」を語ります。
それは、ウイルスが弱っていくのではなくて、社会の構造が、感染しやすいところから始まって、広がるにつれて感染しにくい人の集まりになっていき、勢いを失わせるという仮説です。
感染が波紋のように広がるとイメージすると、波紋の外側、アーチェリーの的で例えれば外側の円になるほど自然に感染機会が減るような社会構造になっているという仮説です。
アーチェリーの的の中心あたりが、例えばとても感染力の強いウイルスに感染したホステスさんが、接客を伴う飲食店で不特定多数のお客さんに濃厚接触を長時間続けて、お客さんや同僚が多数感染しているような状況です。つまり、不特定多数の人に接する機会の多いところから始まっている。
そこで感染した会社員の人が出社します。オフィスにはたくさんの人がいますが、人と人との距離も接客を伴う飲食店ほどではないので、感染確率が下がります。これがアーチェリーの的の一つ外側のエリアということになります。
会社で感染した人が家族にうつします。例えば夫婦二人で専業主婦の奥さんがうつされた。でも奥さんは、外出を控えているので夫以外の人とは接することがないとすると、その家の家庭内感染で波紋の広がりは止まります。
アーチェリーの的というのは中心が10点で、外側のエリアに外すほど点数が低くなります。
コロナ感染の波紋というのも、このアーチェリーの的のように外側に行くほど点数が下がる。点数にあたるのは、不特定多数人との濃厚接触機会です。外側にいくほど、感染確率が激減します。
そして、実行再生産数が1以下になる(一人の人がうつす人の数が一人を切る)ようなエリアが一定以上の割合になると感染者数が減っていく、というようなメカニズムが見えないところで日本の社会構造の中では成立しているのかなとも考えてみました。
実際の感染ルートでは、お父さんが外でもらってきて、子どもにうつして、そこから接触する人の多い学校に戻るみいたいなルートだってあると思うので、こんなに単純ではないと思います。
つまり少し時間差をおいて、いくつもの波紋が広がっていく。ただし感染を拡大する波紋からの感染者数と、感染を広げるのが止まった波紋との足し算引き算で、時間とともに感染が止まった波紋の数が上回るという考え方です。(以上は京都大学の宮沢先生の【目玉焼きモデル】を参考にしました)
あくまでも一つの頭の体操として、
●アーチェリーの的の外側に行くほど、濃厚感染機会の少ない小さい集団になり、感染の勢いが衰えていく。
●猛烈に元気なウイルスも、人から人へリレーされていく(実際には、感染した人の身体で増殖するのでリレーではありませんが)間に、次第に感染力が衰えていく。
こういう二つの要素の掛け算だと考えれば、今までと社会生活が大して変わっておらず、人と人との接触が大幅に減ったわけでもないのに何故か感染がおさまっていくということに対しての一応の説明になります。実際は分かりません。
ここまでは触れていませんが、第五波の場合は、そこに高齢者「以外」のワクチン接種の効果というのも当然少しは入っているでしょう。ただワクチン接種が進む前から、二カ月か三カ月経つと感染者は自然に減っていくということを繰り返しているので、その理由を考えたということです。
言いたいことは感染の減少のメカニズムそのものではなくて、過去の波の際にも、ろくな対策が打てていなくても、なぜか感染者が数カ月で減っていくというこの不思議な現象をどうして大きく取り上げないのかなということの不思議さの方です。
そういった「自分にとっての違和感」を麻痺させないでちゃんと向き合うことが、逆転すると自分にとっての快適なものに関しての感性をより敏感にしていくことにもつながっていると思うのです。
生活整体研究家
進化体操と和の体育
津田啓史 拝
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もう一歩、踏み込んで書いています。
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