お持ち帰り整体

生活整体　野口晴哉に学ぶ

【お持ち帰り整体】

整体の時には、手が自然に手が止まるところ、手がそこを立ち去りがたい感じがするところ、手のひらが吸い付くところ、人によって感性は違うと思いますが、そういうところに手を当てるわけです。

そこに手を止めてもらって手を当ててもらって進化体操するとものすごい全身での柔らかい連動が始まります。そういうことを先週お話ししました。

全体性が高まった動きができるという意味で、仮に全動点と呼ぶことにします。

全動点に触れることで、動きはしなやかになり、なめらかになり、なおかつ活発になります。

例えば歩きながら押さえると、足が軽くなったり速くなったりする作用があります。座って静止している時でしたら呼吸が深くなるというのがその点の作用になります。

何を一番強調してお伝えしたいかと言うと「そこを圧迫しないような柔らかい指先を当てていけば、要するに自分で自分の整体ができる」ということなんです。

一刻も早くそのセルフ整体ができる、全身が統一するポイントを知りたいという人は津田の整体をご予約ください。今津田の整体は「お持ち帰り整体」を目指して、ほぼ完成しています。

長年の経験でその全身の統一ポイント連動ポイントを見つけ、手の届くところは受ける人もご自分で押さえてもらいながら、手の届かない足先などを津田も押さえることで、複数の全動点を使って短時間で身体をチームワークの良いものに戻そうという整体をやっています。

そして、ご自分の身体ですから、繰り返していけばご自分の身体が軽くなる場所、まとまる場所、呼吸が深くなる場所というのも自分で探し出せるようになります。

慣れるまでは津田が見つけたそのポイントを押さえながら、マイクロストレッチでも、進化体操でも、ウォーキングでもやれば、より一層効果の高いセルフ整体ができます。

つまり、整体師の力を借りないでもいい方向へ、整体師がいらなくなる方向へと進んでいけるわけです。

もちろんそうなると私は施術を受ける人がどんどん減っていく可能性を高めているようなものですから、一見自分で自分の首をしめているようにも見えるかもしれません。

そういう条件を自分に課していますから、逆に一方では整体の「とろける」という部分で、一人ではなかなかそこまで柔らかく力が抜け切れない、こわばりが減らないというところまでを、できるだけ短い時間と柔らかい感触で引き出そうということを努力します。

そこで「やっぱり、受けると違いがある」という部分を進めつつ、それこそコロナ第六波でまた休業を余儀なくされても、セルフ整体で最低限のメンテナンスは自分でできるようにしておけるというわけです。

それが可能な「品揃え」が整ったぞ、というのが現状だということです。

「生活整体」と「和の体育」研究家
触覚の体育・進化体操

津田啓史拝