異常感が自覚されることの重要さ

バックハンドタッチと進化体操で、猫のようなしなやかさが人に宿る現象を日本中に広げたい整体研究家の津田啓史です。

そんな身体を維持・進化させるためには「違和感」に対してほったらかしにしないことが必須なのです。なので違和感ありまくりの兵庫県知事選に言及し、昨今の状況も少しまとまておきますね、の本日増刊号です。

異常感が自覚されることの重要さ

「津田の意に反して斎藤知事が絶対的に正しいという情報が出てきたら前言撤回してすぐにそちらを書きますからね」と書いておりますが、20日近く経ちますが、ますます斎藤氏側のおかしさを示す情報は多く、状況証拠は積みあがっていくばかりです。

斎藤ははめられたんだ、議会の既得権益や港湾利権と闘っているんだ、など斎藤候補逆転の立役者であるNHKをぶっこわす党の立花孝志氏の選挙中の言説がそこそこ「嘘八百」だと本人がどんどん認め始めました。

斎藤知事を公益通報した県民局長は

過去10年に10人と不倫していました  ▶ ウソ
その後 「7人でした!」        ▶ ウソ
あれ、7人のうち5人は男性でした
公用PCにあれこれ書いていたのではなくて、私物のUSBの中でした 
中には不同意性交も含まれていました ▶ ウソ

ということで立花孝志が選挙ポスターに上にあげたことを書いていたのですが、それがでたらめだったと本人が認めたというのが現在です。

立花氏、さらに月曜日か火曜日の段階で、嘘ばかりだと言っていた公益通報の中身を「9割はほんとう、1割が嘘。その1割が重要なんだ」と言いながら、どれが嘘だったとの指摘はしないという不誠実な動画を上げています。

ということで、選挙演説の中で語っていたことは、ほぼほぼ嘘だったということになります。

さらに、斎藤陣営のボランティアのグループラインに立花氏が参加して、自身の演説と斎藤の演説を時間的にセットになるようにしていた、立花氏のYouTubeの拡散要請も来ていた、という情報はテレビ「報道特集」で挙げられていました。

一方で斎藤の方。選挙戦終盤では「斎藤知事の公約達成率98%」という情報が流布されていました。もともとは「公約達成+公約着手率 合わせて98%」でしたが、支持者のYouTubeなどで着手率が取れ「公約達成率98%」と流布されていたものです。

着手率を引いて、達成率だけを上げると27%だったと選挙後に改めてばれました。斎藤や立花にだまされて一票を投じた人は「ものすごく仕事のできる知事さんやんか」と誤解させられていたわけです。

公職選挙法というのは、お金持ちがお金の力で圧倒的に有利にならないようにしようという法律です。だから選挙カーの数も運動員の数も多くなり過ぎないように制限され公平になるようになっています。

立花のように「僕は斎藤さんの応援でーす」とやると、斎藤候補だけが倍の選挙運動を受けられます。なので陣営同士が示し合わせていたら完全に黒、違反になります。

それで、3日の国会で、立憲民主党の辻本清美議員がこんな質問をしました。

下記みたいなネット選挙は違反になる可能性はありますかという質問です。

〇候補者に対する嘘をネットで拡散したらどうなる?
〇ネットで有償での候補者を主体的に応援する書き込みや動画
〇候補者が自分以外の候補者を応援する

ぜんぶ立花がやり、斎藤がやった疑いが極めて濃い行為ですが、村上総務大臣は一般論としてですが「ぜんぶ違反になる可能性がありますわ」との答弁でした。

はい、こんな国会答弁が出たので兵庫県警も検察もとっても動きやすくなったというか、動かなかったら国が国会で明言した違反の状況を見逃すということになりました。

斎藤と折田楓社長もめでたく選挙違反で刑事告訴されましたので、ますます県警も検察も動く大義名分ができました。

とは言っても、県警というのは県の下の組織ですから、いかに怪しいとは言え、これから来年度の予算案をつくろうとする県知事をいきなり逮捕というわけにはいかないのも分からないではないですが。

故・安倍首相のときの「森友学園・加計学園・桜を見る会」のときも、報道されている状況を見たらどう見ても黒ですが、あのときは逃げ切りましたからね。そして、見逃しに加担した人がことごとく出世するというすごい状況がまかり通っていましたからね。

そのころよりも、表に出てくる醜聞は増えたと思います。一見世の中が悪くなったかのような気がします。

でも本当に良くないのは、表面はきれいで中がどんどん腐敗していくことです。今は表面にどんどん膿がでています。一見世の中が悪くなったような昨今の方が、まだましです。

斎藤が当選したときに血の気が引きました。でも流れでみたらきっと膿が表に出てくるだろう、数カ月我慢したらきっと流れは変わると切り替えることができました。ただ、あんな能力のない人物や劣化した人物に世の中が動かされた気持ち悪さはありました。

そしたら、さすがに仕事のできない張りぼて劣化軍団だけあります。3日ともたずに折田楓社長が「公職選挙法違反告発ブログ」みたいなものを、違反と思わずに上げるという快挙から、一気に劣化組の腐敗状況が毎日出てきています。

斎藤さんはあいかわらず「僕は違反だという認識はありません」という壊れたテープレコーダー状態の説明能力しかなく、到底知事としての実務能力がないことを毎日証明して、または心からしらばっくれている極悪人であるか、ほんとうに自分が悪いことをしたということを理解できないアホのどちらかであるかという選択肢しかないという事実を日々強化してくれています。

ありがとうございます。その感じでどんどん行ってください。あなたに間違って投票してしまった人が、恥ずかしくてとてもあなたに投票したと言えなくなるように、どんどんご自分の劣化具合、能力のなさ具合、頭の悪さ具合を公開し続けてください。

選挙中には、それが嘘だろうと何だろうと、再生数さえ上がればお金が儲かる、収入が増えるという悪しきYouTubeがこぞってあなたを応援しました。

立花氏が「ほとんどウソでしたー」とゲロッた今では、斎藤擁護のYouTubeが累計一千万再生超えなんていうバブルはきませんので、金もうけしか頭にないYouTubeの擁護はほぼ盛り上がってきません。

ということで私は一刻も早く逮捕されろとは思いません(迷惑をこうむる兵庫県民のみなさんごめんなさい)。すぐに逮捕されて溜飲を下げることよりも、こんなおかしなことが二度と起こらないような状況が生まれるところまで持ち込めないといけないと思います。

こんなに斎藤がおかしいという証拠が日々積み上がり、それでも斎藤が辞めないことでますます法整備などが進み、そして辞任か不信任が起こり、県民が立花のような詐欺師に騙されて、極悪人を知事に選んだために、1年以内に2回知事選挙を行った恥ずかしい県という兵庫県の負の歴史遺産に兵庫県民と名乗れなくなるぐらいのダメージとともに、二度と過ちを起こせないような世の中になってほしいと思います。

今回増刊号まで出したのは、それらを今後も書き続けますという意味ではありません。今回でいったん区切りを付けますという意味です。

今後は週単位レベルで一喜一憂せず、数カ月半年1年単位で見て、劣化した仕事のできない張りぼてな人々が司直の手にかかり表舞台から消えて、ましな人に置き換わることを眺めつつ、自分でもいい流れが少しでも止まらないように動こうと思います。

「どう見ても、これは逃れられませんな、斎藤はん」という状況になったので、あとがきなどで斎藤にふれることは少なくなります、というための増刊号でした。

いやいや。ほんと、この号にだってほんの少ししか書いていませんからね、おかしさや選挙違反を示す公開されている証拠になりうる情報はまだまだあります。書ききれないので、このメルマガでは紙面を割くことはほぼなくなります、ということで今回の増刊号発刊のご挨拶とさせていただきます。

津田啓史 拝