花粉症に鼻ワセリン

幸い私には症状はでないのですが、多くの人が悩まされている花粉症に関してNHKのうんちく番組「ガッテン」で取り組みやすい方法を紹介していました。人によっては当たりはずれはあるかもしれませんが、副作用もなく取り組みやすい方法なので紹介させていただきます。

【花粉症の人は鼻の中にワセリンを塗る】

実はこれだけです。厳密にいえば「マスク」や「鼻うがい」と併用してというものです。マスクは花粉が入らないようにするもの、鼻うがいは洗い流すものです。

ではワセリンとは何を狙ったものでしょうか?

〇花粉は鼻の中で破裂する

花粉は中に受粉して結実させる材料が入っています。花粉の殻もアレルゲンなら花粉の玉の中身もアレルゲンなのです。そして鼻の中の水分と弱アルカリ性という環境は、花粉が受粉する環境と似ているらしく、鼻の粘膜にとりついた花粉は鼻の中ではじけます。するとアレルゲンの量はますます増えてしまいます。鼻の奥の免疫物質が過剰に分泌されてくしゃみや鼻水をどんどんだしてしまう。

ワセリンというのは主材料が鉱物油なので水をはじきます。すると花粉はかじけなくなります。その結果鼻の中の刺激物を大幅に減らすことができます。

〇少し詳しいやり方

テレビでは綿棒を使っていましたが、これは視覚的に指を突っ込むのが美しくないという面もあったと思います。指で鼻の中にまんべんなく塗る。奥に届かない感じがあれば綿棒を使うという感じでしょうか。実行している方のネット記事を読んだら、アバウトに塗ったら塗れていない部分が反応したのでていねいに塗ったという意味のことが書かれていました。症状がある人は塗り足りないとかわかるということのようです。

回数は一日3~4回。薄く塗るだけでいい。外出前に塗って帰宅したら鼻をかんで花粉と出し、また塗り直すということを繰り返す。そういう考え方なようです。

鼻と目は互いに影響しあっているので、この鼻への手当で目も楽になるそうです。