PCR検査 がんばってください

緊急事態宣言の発出を受け、当面4月25日から5月の11日までは休講になりました。

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『PCR検査 がんばってください』

「あるものを生かす」からスタートするのが「和の体育の基本的な考え方です」と書いた昨日の続きです。
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あるものを生かす が和の体育

感染を終息に向かわせるためには、個人個人(やお店や企業などの「私」)として「感染可能性の高い行動をできるかぎり避けること」でマスク・手洗い・距離・換気などがそれにあたります。

政府自治体などの「公」ができることとしたら、効果的に検査をして感染者を見つけて、感染させられない施設に入ってもらって安心できる環境で療養してもらうということにつきると思いますが、一年経ってもさほど進んでいる感じがしません。

PCR検査で積極的に検査することに反対の人がどうもいるようです。頭の良さそうな人が、細かいことや難しいことを言っています。そういう人はたいてい素人が知らなさそうなことをばーっと書いて否定する。こちらは専門知識がないから反論のしようがない。

でも、難しく考えるのをやめて平たく考えれば良いのではないかと思います。

そのものの持っている特性を理解するためには、「それがない」ということを仮定してみると極めてわかりやすくなります。前に書いた「100メートル走」の例で言えば、目をつぶって走るということと比べると、高速移動に対しての視力というのがどれだけ重要かということがすぐにわかります。

PCR検査は、不活性(死骸のようなもの、感染力がない)のウイルスも拾うし、遺伝子の切れ端?でも反応する。100%の精度があるわけじゃないからだめだ、みたいな論です。

だったら、もしもPCR検査がなければ、いまどうなるんだよ、ということを「平たく」考えればいい。

そうすると、症状からだけ見て、新型コロナに感染しているかどうかということを診断しなければいけなくなります。これってお医者さんや看護師さんも嫌じゃないかな。100%の精度でなくても絞り込みができなければ不安で仕方がない。

一方で、軽い症状であれば「風邪?」ということになって世に解き放たれます。

あるいは、ただの風邪であっても風邪的な症状があったり、風邪ひきが周りに一人でもいたら全員の隔離、という方向に振れる可能性もでてきます。

ということは、PCR検査や抗原検査という「そこそこの確率で感染者を見つけ出すことができる方法」がある、ということはものすごい強みだということがわかります。だったら、その「強みをできるだけ生かせばいいじゃん」ということになる。

いかに検査を安価に安全に効率よく、大量にやるか、研究工夫する。そして実行可能な施策・政策に効果的に反映させていけばいいだけだということになります。

そういった特性や限界をちゃんとわきまえて使えばいいだけなのに、なんでしないんだろうと思います。

下水を調べてPCR検査して、その地域に新型コロナに陽性者がいるかどうかというのを調べていくというような方法もあるそうです。

感染者の排泄物にウイルスが含まれるから、下水からそれを見つけるという方法まで確立されているそうです。昨年のそう遅くない時期に、東京で実験していた報道を見ました。最近は大阪でも始めるという報道を見ました。

感染者の排泄物にもウイルスが含まれるので、下水の下流を調べれば、この大きなエリアには感染者がいる、ということが分かる。感染可能性があるエリアの下水の上流を辿れば、感染者の多い地域が絞り込めるというわけです。すごいですよね。ちゃんとそんなことまで研究されている方がおられるんですね。

「そういった特性や限界をちゃんとわきまえて使えばいいだけなのに、なんでしないんだろうと思います」と先に書きましたが、その続きを翌日書いていて、自分の中で変化がありました。

今までも批判的な論調で書いてきたことはたくさんありますが、書いたからといって世の中が良くなったことはない。

なので、批判はやめて応援する文言に変えることにしました。

技術も人材もないわけじゃないぞー!

江戸時代の米沢藩よりもめちゃめちゃ知識も技術も進んでいるぞー。

この瞬間も問題解決改善のために、研究や技術開発してくれている人、現場で奮闘されている方もたくさんいるぞー。

まったく手立てがないわけじゃないぞー。

知識も技術も結構揃っているぞー!

科学的知見も日々更新されているぞー!

携われているみなさん、がんばれー!

それらをまとめて効率的に配備・推進する予算と権限をもっているみなさん、がんばれー!

批判しないから、がんばれー!

今後の挽回に期待したいです。

 

生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝