進化体操のメカニズム

人は『ヒト』の外見をしていますが、
中には少なくとも脊椎動物5億6千万年の積み重ねが埋まっていて、
それを土台として人間としての生命現象が成り立っています。

背骨には進化に沿って
①上下運動
②左右運動
③ねじり運動
④開閉運動
⑤前後運動
という5種類の動きが眠っているので、
それぞれの動きを反射を使って取り出し、活性化します。

さらに、取り出した動きが滑らかな波で動くように反復して練習します。
理想としては獣や鳥など、
人間以外のほぼ全ての脊椎動物が当たり前のようにやっているような動作です。

結果として動作は滑らかでロスのないものになり、
その分疲れにくくなります。

背骨という【芯】に力が集約するようになるので、
表面の部分的な硬さはどんどん減り、
より中心・中芯で動けるようになります。

すると、何かをするときにも
もっともっと力を抜いても十分に足りることが分かり、
ますます疲れない身体の使い方ができるようになります。

スポーツ選手からは
「それまでと比べたらほとんど力を入れていないに等しいです」
というスイングで、
「今までよりも強いボールが返せます」
というような感想をいただきます。

 

いわゆる反射神経呼ばれるものもよくなります。

私自身、手から滑り落ちたものを
空中で追いかけてキャッチするよう
な経験がずいぶんと増えました。

スポーツ選手からは
「勝手に身体がボールを取りに行く」
というような感想を聞きます。

「忍者」というあだ名のついた70代のテニス愛好家の方もおられます。

「考えて動けなくなる」という人間の短所が減り、
身体が先に動いてくれるようになります。

「計画通りにやらねばならぬ」と予定にストレスを感じていたのが、
柔軟に事態に対応しながら、目標に向かって
じわじわと近づいていくような感覚や取り組み方が養われます。

 

【進化のモデル】

背骨に残っている進化の痕跡は次の6種類の動物と共通しています。

くらげ(なまこ)

さかな

とかげ

とり

四つ足のけもの

さる

この動物の名前のついた6種類の体操(例:クラゲ体操、さかな体操etc…)を
「反射訓練」や「波の動きの訓練」として行うのが進化体操です。

 

【進化体操の進化形】

習熟すると、イメージで背骨の波を身体に思い浮かべるだけで、
コリをとったり、つながりをつくったり、
整体施術に応用して、それまで以上に効果を上げたることが可能になります。

内面(イメージ)で行うのも進化体操の1つです。

contact_txt