野口整体の見方 傷は絶対消毒するな

緊急事態宣言の延長を受け、様子を見ながらですが最長5月末まで休業せざるをえないのかな、
というのが現状です。なんせ大阪府の医療体制のひっ迫具合が半端ないですから。

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【野口整体の見方 傷は絶対消毒するな】

今日からは「整体的な考え方、物事のとらえかた」になじんでいただこう、という切り口で書いていきます。

私自身が野口晴哉先生の数多くの著作に触れて「世の中の常識っていいかげんでしょ、事実ありのままにとらえたらこうなるでしょ」ということに数多く触れることで、ずいぶんとものの見方が変わりました。

このブログが、世間的な常識と一線を画しているとしたら野口先生の影響です。

整体的なものの見方の例として、整体とは直接関係のない医療関係のものの「最近は随分と見方が変った例」を一つ紹介させてください。

 

「傷は絶対消毒するな」という本です。

これ救急だったかな?病院の外科のお医者さんの本です。道場に置いてあるのですが、緊急事態宣言で休業中で手元にないので記憶で書きます。

最初に発見されたのが火傷の手当でした。重症のやけどになると治っても醜い痕がついてしまいます。包帯を取り換えながら毎日消毒(殺菌)するというのをやめて、サランラップを貼るだけにした。(このあたり津田のうろ覚えです)

そうするとなんか、治りもはやいし、何よりとても再生する度合いが良くてきれいに治っちゃった。これはどういうことなんだろう。

外科のお医者さんですから、怪我をする人を診る機会はたくさんあります。かなりはしょった話になりますが、怪我した人も消毒しないで、清潔に水洗いをしてサランラップを貼った。そうするとかさぶたができないで治りが早い。傷口も綺麗。後も残らない。これは一体どういうことなのよというような本ですね。

消毒をするのはなんでだというと、つまり感染症対策のわけですね。傷口で身体にとって望ましくない細菌がたくさん増えちゃうのを防ぐために消毒薬を塗りつけるわけです。

それでものすごく大雑把な言い方をすると、その消毒薬の成分の働きで微生物を溶かしちゃえ、ということです。そうすると細菌は死にますから傷は化膿しません。

それで、こういう時人間というのは非常に物事を都合よく見てしまいます。右から見ると確かに身体にとって有益なことをしている(殺菌)、ところが左から見るとそれがそのまま治りを遅くしたり、皮ふの再生を妨げるようなことを知らずにしてしまっていたのです。それが何かというのは明日のブログで。

 

生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝

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