それがないと考えると価値がわかる 陰陽分析法

【それがないと考えると価値がわかる 陰陽分析法】

願望実現セミナー?に行ってスピリチュアルに傾きすぎて成果が得られない人は、地元の信用金庫に行って融資の申し込みをした方がよほど夢の実現がリアルになるかもしれない(←cick!)、ということを書きました。

そこには銀行融資というものが、夢の実現によって将来に得られる利益を、お金という形で先取りして今に持ってくるという、実に不思議な作用がそれを成り立たせているわけです。

やはり「なぜお金という架空のものに価値が宿るのか」ということが明快にわからないと、上に紹介したシステムの真意を理解することはできません。

お金のはたらきというものを推し量るには、和の体育の「陰陽」の考え方を持ってくれば便利です。現状何かに煮詰まったら「陰陽」の物差しを当ててとらえなおすと見え方が変わります。

そういうことを日常で練習して、整体や進化体操やマイクロストレッチの練習に生かします。では、お金をテーマにちょっととらえ方を変えるトレーニングをしてみましょう。

世の中にお金が「ある(陽)」お金が「ない(陰)」と想定してみて、見え方や作用がどう変化するかと考えてみるのです。

この実技の練習方法を講習会で採用するかどうかを決めるなら、その方法の何がいいかを見極めるために、そのテクニックがなかったら養えない感覚とか効果ってなんだろうという角度で検討していく、というような感じですね。

世の中に、お金というものが「なかったら」という想定をしてみると、、、

わ、自給自足か物々交換するしかないじゃん、という景色が見えてきます。

今日を生きるために必要なものを確保・提供できるすべを持たないサラリーマンや公務員や投資家や広告代理店などとたんに生活がしにくくなりますね。

私はどうでしょうね。ぎりぎりで生きていけるかな。農家や漁師さんに整体して、食べ物をわけてもらうみたいな感じで。

とにかくお金というものが存在することで、自給自足しないで、物々交換しないですむのですね。ものすごく便利です。何かを一旦お金に変えることで、ものすごく多様なものと交換できます。小分けにして配ることもできます。

お金という概念があるから借金だってできます。特に銀行融資というのは、将来の成功で手にするだろう金額を前倒しで受け取ることでした。先に金額だけでも成功しておくことで、非常にシビアに帳尻を合わせるための知恵と工夫と馬力が生まれます。つまりお金で時間を超えて未来を引き寄せているわけです。

お金というものがなければ、今目の前にあることしかできなくなり、さまざまに役割分担することもできなくなります。

だれだってお金はほしい。お金や金額という目標設定をすることで、社会の発展や技術の発達や生産性の向上に、お金というものはものすごく貢献しています。ないとかなり遅くなりそうですね。

まだまだあるかもしれませんが、お金というもののはたらきや効果というものは、ざくっと見い出せました。これはもう絶対にあった方がいい。功罪はあるでしょうが、現状では悪影響は最小化させて、利点は最大化するように気を付けていくしかないでしょうね。お金という制度とってかわる便利なものは、今のところ見当たりません。

何度も言いますが、それだけ便利で、世の中の発展に役立っているお金の外見というのは、日本銀行が発行した和紙に数字の書かれた紙切れです。その紙切れになんでそこまでのパワーが宿るのでしょうか?

だってそれだけ役に立つものの効果は、少しでも長持ちするようにしたいじゃありませんか。ついうっかりお金に価値が宿らないようなことをしてしまったら、紙切れに戻りますからやばいことになります。(つづく)


生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝