反省したらどうなった

【反省したらどうなった】

野口晴哉先生の思想と技法を中心に、日本の素晴らしい身体運動文化を学んでやって発信して現在と未来に向けて残していく活動をしていきます。

生活整体研究家・津田啓史です。

政府のコロナ対策に対する批判を端的にまとめてみたら、それはそのまま自分自身に対する後ろめたさだった、という反省をしてみたわけです。

その結果として、スタッフ・お手伝いいただいている皆さんに、スケジューリングしたお仕事のプランを提供して、情報を共有したらうまくいくはずだと考えがまとまったにもかかわらず、私の身体はそちらの方には動かなかったというお話の続きです。(ただし、このスケジューリング自体もその後着手しております)

実際に、その後すらすらと身体が動いてやり始めたことは何かというと、インターネットを使った講習を既に軌道に乗せている研究仲間にアドバイスを求めることと、それから私の研究を進めていることへのさらなる緻密な研究協力依頼のお願いをすることでした。

もう一つ自分でもあれっと思ったのは、津田が経済的な観点から整体的に世の中を眺めるときの分析の参考にさせてもらっている経済アナリストの方にメールをして、その方がTwitterに貼り付けておられたグラフのブログ等への転載をお願いするとともに、自分の考える生活整体的視点から見る経済論を個人指導をしてもらえないかということをお願いしたことでした。

そういうことをしたいなというのは、もう何ヶ月も前から考えていながら踏み切れなかったのが、何の抵抗もなくすらすらとできていて、そのこと自体にとても驚きました。

今やオリンピック真っ盛りで、メダリストのコメントとして「誰よりも苦しい練習を、誰よりもたくさんやってきたからメダルが取れたんだ」というのを繰り返し耳にします。

できないことを、苦しいことをたくさんやったら栄冠が勝ち取れましたという図式です。

今の時期にオリンピックを開催するというのは今も反対の自分ですが、それでも日本が金メダルを取れば嬉しいし、その瞬間は映像で見たくなるというのは実際にあります。

ですが、苦しいことをたくさんやったから金メダルという栄冠が取れたというのは、実に狭い面しか見ていないと思います。

メダリスト個人を見ればそれは成り立つのでしょうけれども、その人が金メダルを取ることでその人以外が全員金メダルが取れずに、敗者になっているということの方が私は気になってしょーがないのです。

もしかしたら、その金メダリストよりも苦しいことをたくさんやった人もいるかもしれませんし、金メダリストと比べても97%くらいまではやったという人は、それでも報われなかった人だということです。そういう報われなかった人を、何百人何千人生み出しているという側面もあると思います。(常にそういうことが気になる人間なのです)

ものすごくハイレベルなパフォーマンスを見ることができる、ということは体育の研究家としてとてもありがたいことだと思います。だけど、金メダルを頂点とする競争が「体育」の理想だとは思えません。(人間の高みを見せていただけることは、それはそれで大変ありがたいと思っておりますが)

少し話はずれましたが、ここで言いたいことはオリンピックの是非というよりは「苦しいことを大量に我慢したから報われたんだ」という図式が、和の体育が目指す方向とは違うなということです。

野口整体の創始者野口晴哉先生は、足に錐を突き立てて眠気を我慢し、夜遅くまで勉強したというような故事を否定されます。と言いますのは、の続きは明日に。(つづく)


生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝

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