行動と習慣化のコツは意識的に〇〇させること

【行動と習慣化のコツは意識的に〇〇させること】

災害備蓄で一人当たり水3リットル必要、という知識は聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。

そうすると我が家は人間三人豆柴一匹。一日10リットルですから、最低限の三日分と考えると30リットルです。6本入りの箱で用意すれば12リットル。段ボール3箱36リットルです。

それで、段ボール3箱、36リットル分を一気に買うと、たぶんじきに忘れます。危機感が薄れます。水だけ準備して終わります。きりのいいことをやってしまうと、そこで行動が途絶えるんです。

たとえばです。災害備蓄用の棚のスペースみたいなものをなんとか作ってください。

そこにわざと三人家族で500ミリリットルの水を3本だけ置いてみるんです。そうすると停電で断水して道路も寸断されるような大地震の後で、我が家のストックは一人500ミリリットルの水が3本しかない。犬の分までないぞ!となります。

災害用に水がいるよねと「考えた」時に出てくる想定と、目の前に実際に一人一本の「いろはす」しかない状況を現実に作り出すのとでは、その後の行動が全然違ってきます。

備蓄してい「ない」ときにはまったく不安に感じないのに、(だから備えていない)一人分500ミリリットルしかないという現実を作り出すと、正しい不安が生まれます。

リアルになって「足りない!」という実感がわいてきますよね。これで行動を引き出すことができます。

そこですかさず順に買い足していく。本当に備えようと思ったら、食料だろうと乾電池だろうとわざと少し足りないぐらいを続けていく方が範囲も広がり、継続します。

三人家族にカップ麺をひとつだけ買う。毎週ひとつ増やして3週間でやっと家族三人の一食分です。

古くなる前に食べてしまい、買い足していく。そうすると「災害備蓄を少しずつ改善していく」ということが習慣として生まれます。

これは私がジョギングや進化体操を習慣化した時、そして実際の災害備蓄を増やしていったときに使った方法なんです。

「これぐらいは必要だよね」という量の数分の一、数十分の一からあえて始めるんです。そうして「まだまだ不足」という分量で少しずつ少しずつ増していくんです。すると、必要な量に達した時にはもう習慣化しています。

何回もお話していますが、毎朝のジョギングが続くようになったのは、最初に一日10秒から始めて毎日10秒ずつ続けるという方法を採用した時です。

あえて足りない量を続けていく。すると、本当に必要な量がリアルに見えてきます。

表題の

「行動と習慣化のコツは意識的に〇〇させること」

はい、お分かりですね。意識的に不足させることで、行動が引き出されて継続するのです。不安定は力です。


「生活整体」と「和の体育」研究家
触育・進化体操

津田啓史 拝

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