現代人の分裂体を統一体に戻そう整体
生活整体 野口晴哉に学ぶ
【 現代人の分裂体を統一体に戻そう整体 】
整体の中で、私の手が吸いつくところというのはどういうところなんだろうとずっと疑問に思っていたのですが、進化体操で単純かつピュアな動きだけやっている場面で確かめたら、それは一言で言えば「全体が統一するところ」あるいは「全体性が高まるところ」だということが分かったんです。
「全身が協力できるようになるところ」とも言えます。
平たく言えば「身体各部分のチームワークがめちゃめちゃハイレベルに高まるところ」です。
ここで考え方、視点を変えてほしいことがあります。それは「統一体になる」という表現を読むと「難しい」「ハイレベル」という印象を持ちませんか?
それこそ「武術やらヨガやらの達人名人の境地で凡人には難しいもの」という印象です。「統一体」という特別なものがあるという印象ですね。
確かに人間界だけ見ていても、例えばスポーツ界で、プレー中も準備中も常に力みなく身体が一つにまとまっているといったら、引退したイチローぐらいしか思い出さないのです。
あとの人はプレーの結果は剛速球だったりホームランだったりしますが、やっぱり余分な力みでごつごつした感じの人が圧倒的に多い。
人間界だけを見るとそうなるのですが、人間以外の生き物を見たら、全体性が欠けている生き物なんていないんです。統一体でない生き物なんていないんですよ。
力んでごつごつしていると言っても、たとえばサイなんかごつごつしてますが、それはもともとそういう身体で生まれてきている場合で、サイなりのカバなりの統一体です。全体性が高い。
だから私の整体の手の止まるところ、というのは、全体性を取り戻す手伝い、統一体のレベルを上げることをせっせとしていたということです。
裏返せば現代人というのは、あらゆる生物界の中で統一体の反対=分裂体の度合いが非常に高いということです。全体性が低いとも言えます。でも何億年生命をつないできた生き物の末裔ですから現代人の身体だって、分裂体のままで生きていきたくはないと思うんです。だから隙あれば戻ろう戻ろうとしているに違いないと踏んでいます。
だから、身体の中に「そこに集中すると身体が一つにまとまる、統一体に戻れる」というスポットをたくさん作っている。そこに手が止まる。そうすると、全部が一つになって動けるようになるのですね。みなさんに身につけてもらいたい整体というのはそういう整体です。
だから治療法としての整体ではなく、全体性を回復するという体育。体育です。
どんな風に身体を育んでいくの?ハイ、部分で頑張ってくたびれて壊れていく身体を全部が一つになって滑らかにスラスラと動いていく身体に戻す。そういう「戻ろうスポット」を割り出して軽く押さえていく、触れていきます。
こういう場所に私の手は止まるし、そこに手を当てることで、その人の、あるいは自分の全体性を高めることができているんだなと理解しています。
「生活整体」と「和の体育」研究家
触覚の体育・進化体操
津田啓史 拝
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