たぶん【触育】は圧倒的にすごい

【 たぶん【触育】は圧倒的にすごい 】

高校生たちに教える授業が三回終わりました。あと二回です。生徒諸君がマイクロストレッチやとろける整体体験を「面白がる」という点で言えば例年とそう差はないと思います。毎年反応はいいです。でも今年は、ちょっと違います。没入するような集中度が違います。

毎年反応はいいんです。びっくりして、目がキラキラします。

もちろん教えるこちらは「もっとこうやった方がいいんやないか」と満足はしていません。ですが反応はいいんです。ところが、いざ進化体操などをさせたり、ペアで手当てのやりあいなどをすると、すぐに集中力が途切れます。

また、いい感じで授業を終えたから、次回どれぐらい「待っていました」的な感じに変わっているかというと、ばらけている。始まると変わってきます。でも、授業にのぞむ感覚まで影響が行かない。

つまり、「津田先生の授業は面白かった」だけで終わる可能性大だということです。持ち帰ってやる、自宅で続ける、そういったところまでつながりません。

だから、「楽になって、レベルが上がって、大化けする体験」みたいなところまでつながりません。伝えているこちらとしては、そこまでいく子どもが一人でも二人でも、願わくば大半がそうなってほしいわけです。

過去知っている中では一人だけ、授業で提案したワークを延々続ける子がいて(別の学年を担当している講師の方が教えてくれました)今ではプロのパントマイマーとして常設の劇場でレギュラーメンバーとして活躍しています。

それぐらい、プロの世界で食えるぐらいの「覚悟のあった生徒」でなければ続ける生徒はまれだということです。

毎年40人程度の人数を13年?ぐらい続けさせていただいていますから、のべ500人ぐらいの高校生に教える機会があったわけです。500人で一人です(知っている限りは)。だから非常にまれです。

二回目の授業でマイクロストレッチを3セット計15分弱をやりました。毎回感想文を書いてもらっています。特別に時間を取らないで、帰りのホームルームまでに各自時間を見つけて書くという条件です。

休み時間を割いて書くわけです。1~2行の殴り書きの子も少数いますが、大半はしっかり書いています。

内容は自由です。その感想にマイクロストレッチを続けたいという内容と、エア枕を買いに行きます、という内容が含まれているものが合計11名ありました。出席者が30人だったので三人に一人は「家でもやりたい」という感じになっているということです。

今までよりかなり反応がこちらの望んでいる方に来ているみたいです。

マイクロストレッチ(やその原理を使ったワーク)は触覚に動きを誘導してもらう部分が骨格です。これがかなり効いているのだと思います。あれこれ誘導して集中していくのではなく、ほとんど説明がないのに没頭没入していくのです。

少し目を離すと収拾がつかなくなるようなにぎやかな年代の16歳たちが、ろくに説明もしていないマイクロストレッチで、開始後数十秒で会場が静寂に包まれて、全員が深く瞑想でもしているような雰囲気になります。

触覚による誘導運動はすごいです。これはすたれさせるべきではありません。今後10年20年とかけて日本全国津々浦々、あらゆる現場に入り込んで活用してもらって、「それまでのそこでの常識」をぶち破って大化けできる可能性が高いです。

という気分になっていたら、もと高校の名教師で今は「和の体育的コーチ」的なことをお仕事にしているIさんから出席したいと連絡がありました。

これ幸いと、簡単に事情を説明して、高校生たちに実施した中身と、次週以後に予定している中身を90分でやりました。

それで、学校のクラブや体育に導入することを考えても、かなりハードルは低い(津田から過去学んだほかのワークよりも)こと、親子でやるのにふさわしい内容がいくつも含まれていること、いろいろなスポーツの選手が、セルフメンテナンスとしてその場で「力みを抜いて連動性を増進させる」ができる具体的で簡単な応用法などの提案ももらいました。

ハイレベルに効果の出る(柔軟な背骨、連動性の高い身体 結果としてこわばりや張りが減る)方法が、どんどん簡単になって日常生活に取り込めるようになっていきます。

誰がやっても簡単にできるということは、動画を見ながらでもできることがどんどん増えているということです。

年明け早々か早ければ来月から募集開始をする「進化体操(セルフ整体)オンライン講座」や「進化体操指導者養成&とろける整体 オンライン講座」にどんどん盛り込んでいきます。

年内の講座にもどんどん盛り込んでいきます。津田の研究開発は、どんどん「ほぼ説明がいらないぐらい簡単なのに取り組みやすくて気持ちが良くてちゃんと効果が出るもの」に集中していっています。

ちなみに高校生諸君も、50分授業の三回目で、人の肩に柔らかい手を置いて、相手の人がとろけ落ちることに「全員」が成功しています。私の教え方、プログラムの進め方もけっこう上手になってきているのですが(自画自賛)それより何より「触覚重視」の部分の可能性・効果が格段に大きいのだと思います。

数年前から続けているという人が大半の東京大阪の「生活整体総合講座」も、上記した「めちゃめちゃ簡単で取り組みやすい方法」から始まりますから、未経験の人でも格段に取り組みやすくなっています。

とりあえず年内の日程を書いておきます。

東京・大阪とも参加費用は1万円です。習得のしやすさと効果の大きさとその後の応用の広さまで考えると、コロナ前の講習の数回分を上回る中身が一回で体験でき、その大半がすぐに一人練習可能なレベルで身に着くので(高校生で実感)これは安いです。

例えば私が若手のヨガ指導員時代にこの5時間講習を受けたら、その日からヨガの講師を止めたくなるレベルでしょうね。これだけシンプル・簡単なことの方がよほど効果が高いことにショックを受けると思います。(当社比)

【 大阪 生活整体総合講座 】

新大阪健康道場

11月
26日(土)13時~18時
27日(日)10時半~16時半(途中1時間昼食休憩)
28日(月)10時半~16時半(途中1時間昼食休憩)

12月
17日(土)13時~18時
18日(日)10時半~16時半(途中1時間昼食休憩)
19日(月)10時半~16時半(途中1時間昼食休憩)


【 東京 生活整体総合講座 】

府中市 ジャパニーズロッキージム(荒川仁人ジム)

12月
13日(月)10時半~16時半(途中1時間昼食休憩)



大阪などを見ていると、コロナ新規陽性者数そのものは一時に比べてものすごく減りましたが、実は下げ止まったところから、じわ、じわっと反転上昇してきた?というようなかすかな上昇の数字も出てきています。

急上昇した場合は、また「推定危険」という原則で、お休みしなくてはならなくなるかもしれません。感染者陽性者の少ない、神経質にならないでも受講できる今のうちにぜひ体験してください。

その日から「身体のケアライフ」が変わります。きっと。


「生活整体」と「和の体育」研究家
触覚の体育・進化体操

津田啓史 拝

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