腹筋をいじめない腹筋

人間というのは、部品を寄せ集めて作った機械やロボットよりも、よほど人が集まっている団体や集団のほうに近いです。

機械は一つの部品がなければびくとも動きませんが、人間は腎臓を一つ取ったくらいでは元気に生活されている方はたくさんおられます。

何の支障もないと思い込んでいますが、もしかしたら胃が弱いのに腸が丈夫なので何の異常も感じないとかその逆という場合もあるのではないかと思っています。

要するにいろいろな助け合いのネットワークが身体の中にある。だから状況が変わっても別のネットワークを使って問題を最小限に抑えこむ。そういうことをしているのが生きている人間の身体だと実感しております。

運動をするときには筋肉がついてまわります。だから筋力が衰えているよりも、元気な筋肉がついているのは望ましい状態です。

だからといって表面についていて目立つ筋肉だけ一つ取り上げていじめるのはどうかと思うのです。代表的なのが腹筋です。人間だと六つや八つに割れている腹筋がなんか良さそうに思われています。

しかしながらどう考えても人間よりも全身運動の能力が高い犬も猫も腹筋が割れておりません。腹筋を鍛えているのを見たこともありません。

ということは、八つに割れた腹筋は人間だけができる特殊な動作の時にしか使わないあまり役に立たない筋肉だと考えた方が良い。体幹は固まって動けなくなります。割れているように見えない力の入れ方をすると身体は動けます。

腹筋が割れて見えないように力を入れると、犬や猫とも共通するいろいろなネットワークと助け合いのできる筋肉が動きます。使うならこちらを使ったほうがいい。割れる腹筋の力の入れ方をすると首や肩が詰まります。割れない使い方だとゆるみます。

どうやればそんな難しそうなことができるのかというと手のひらをひっくり返すだけでできます。それが今回紹介している動画です。

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Ｂトレ創案者
トレーニングアレンジャー
津田啓史 拝

あとがき

前回のあとがきで60歳以上の陽性者の50人に一人がなくなるのが現状の新型コロナだと書きました。

26日の時点で、日本は、一日の感染者数が19万人を超え、現時点での世界一の数字になりました。

26日に一日の死者数が100人を超えました。第六波のときには最高で一日に300人の方がお亡くなりになられました。その時よりも感染者数は倍に増えていて、まだ増加が止まっていません。（亡くなられる方の数は感染者の数に数週間遅れて明確になります）

悲しい試算ですが、致死率がほぼ同じなら、一日300人を超えて500人600人という死者数が出る数字で推移しつつあります。

今年の前半だけで13000人を超える方が亡くなられています。シンプルに考えれば、現在の爆増分を推定すれば合計3万人を超えるペースで死者が推移しつつあります。（よほど弱毒化しているか、ワクチンの効果がプラスに働かないかぎり）これは年間のインフルエンザ死者数の10倍を超えることを意味します。

今、過去最高にやばい状態です。ところが現状の状況や対策の説明を総理や厚生労働大臣やコロナ担当大臣が説明し、理解を得ようという場面がめっきり減っています。

過去最悪の状況をどう対応しようとしているのか、ろくに説明もしない、行動制限を示さないから、当然補償などの方策も出てきません。何もしないからミスが目立たない。説明しないから責任を追及されない。制限していないから補償もない。

ついでにいえば、カルト宗教統一教会とずぶずぶの方が大量に出ていますが、処分も説明もほぼ何もでてきません。全然無関係でーす、というばかにしたような説明が自民党の幹事長からあっただけです。あれは説明とは呼べません。

今、国のかじ取りをする権利と義務を持った人は、「あたかも問題がないようにふるまう」というおそろしいふるまいをしています。