古典の型の力
今週来週の予定
明日28日日曜日29日月曜日が大阪道場での一日講習会です。
まだ空きがあるので、参加希望の方は下記からご連絡ください。
https://ws.formzu.net/fgen/S66658399/
8月の3日は夕方から名古屋講座。
4日は横浜午後で5日は東京午前からで一日講座です。
6日は平成国際大学女子硬式野球部の指導日なので火曜日の新大阪健康道場はお休みですが、13日は開けたのでどうぞご利用ください。
古典の型の力
大阪府立東住吉高校芸能文化科3年生の卒業発表を見に行きました。
今回気がついたのが生徒たちがやる古典芸能や琴や三味線などの楽器の演奏は相当にレベル高く感動ができました。
一方で、現代劇や映像の部分は面白味はあるけれども並はずれてすごいとは思わない。感動までは行かない。
それだけ古典に伝わる「型」というものが、相当力を持っているのだなと思いました。(教える先生方も相当すごいけど)
現代劇では何か悩み苦しんでいることを演劇に乗せて訴えたいらしいことは分かりますが、何がどうなっているのかはいまいちよく分からない。
共感や共鳴が起こらないで、ただわけもなく苦しんでいる少年を見せられるだけ(極論ですけどね)。
これが狂言になると、セリフそのものは何百年前のセリフですから何割かは何を言ってるか意味が分からない。にもかかわらずちゃんとひとつの演劇・演目として成立しているのですね。
これが型というものの力なのかと実感した次第です。
しかしながら、私の場合は、武道などに触れる機会が早かったので、「型」そのものは当たり前のものとして目の前にある環境がありました。
そして外見・形はそれっぽくなっているけれども、中身に達人や名人のような流れるものがないことに歯がゆい思いをしていました。形だけ似せた偽物だと感じていたのですね。
型の力はすごいなと認める一方で、そこにとどまって中身がないのは恥ずかしいというお話です。そこをなんとか埋めるべく何十年と研究をしてきたようです。
最近の整体、講座の中でもやっていますが、整体の「型」通りの動きの中に、30年やってもたどり着かなかった「型が目指しているエネルギーの集中分散の形」がどばっと出てくるレベルのものと出会いました。
軽い負荷をかける進化体操であるKトレをやってから型どおり押さえるという整体の話です。
Kトレを使って、整体を受ける人が柔らかくつながりのある身体の使い方にシフトできると、整体に伝わっている押さえ方の型が、まさしく、その型の方向にエネルギーが収束していくようになっていたのだということがよく分かりました。
整体の型というのは高度に整った身体が要求する形だったのです。
明日明後日の大阪、来週末の名古屋、横浜、東京とも、そのあたりの「びっくりするぐらい整体ができてしまう体験」は必須で入れます。
そのほか講座に関してのお知らせ
お申込みはできるだけ開催1週間前までにお願いします。希望目的確認や予習動画を見てもらうことにつなげられますので。参加確定が決まらない方は、お申込みの上、その旨お知らせください。
整体研究家
津田啓史 拝