花粉症は鉛が原因
「花粉症は鉛が原因」
幸いにして私はほとんどそのけがないようなのですが、春になると花粉症で悩まされる人がとてもたくさんおられます。
今日は花粉症の重症化の原因として、大気中に含まれる「鉛」が重大な因子になっていたという研究発表がありましたのでご紹介します。
これは福井大学と名古屋大学の共同研究で、「読売新聞オンライン」で紹介されているものですから、興味を持たれた方はこちらの方をご覧ください⇩
スギ花粉症悪化の原因は大気中の鉛?…鼻から除去で緩和の可能性
杉の花粉とかヒノキの花粉とか、すっかり花粉が悪者にされています。でも花粉というのは植物にとっては大事な生殖細胞で、見方を変えれば地球上では極めてありふれたものであるといえます。
それが、人体に対して過剰な悪影響を及ぼすというのはかなり辻褄の合わない話です。何億年前からずっとあったわけですから、身体は適応していてしかるべしです。
目や鼻に異物や粒子が入ったら、くしゃみや鼻水が出るというのは、ざっくりいえば体の免疫反応の1つで、異物を排除しようとする大事な働きです。それが過剰に出るから病気のように扱われているのですが、過剰でなければ極めて正常な反応です。
そこに文明生活から引き出された、大気汚染というものがかぶさって、そうそう大気中に漂うようなものではない鉛を蔓延させた結果、複合して結果的に花粉症を重症化させているということがわかったということです。
重症化する人ほど調べると鼻の粘膜のところに鉛がたくさんついている、花粉症でない人はあまりついていない。涙や鼻水でそれらが洗い流されていると重症化する要素を減らせているということです。
そこでまたまた「鼻うがい」が有効だったということがいえます。この研究発表の記事の中でも、鼻うがいというのを有効な対策としてあげています。
ということで、津田の鼻うがい動画はこちら⇩
それにしても、かわいそうなのは天然成分の花粉の皆さんです。この重症化のメカニズムを考えると、どう見ても主犯は花粉ではなく、大気汚染物質に含まれる鉛の方です。犯人は花粉ではなくて、真犯人は鉛です。
大気が汚れておらず、鉛が漂っておらず、粘膜に付着することがほとんどなければ、軽い鼻水ですんでいるのですね。
という事は「花粉症」という言い方は、花粉に対しても濡れ衣です。「鉛アレルギー」とでも言わないと花粉の皆さんがかわいそうです。
花粉症という名前がついているから、杉をなんとかしろ、ヒノキをなんとかしろという話になってしまいます。
「鉛害」「鉛鼻目症」というような言い方を採用すれば、大気汚染をなんとかしましょうという極めてまともな対策のほうに行きます。
一度犯人だという常識になってしまうと、世の中なかなか変わっていかないらしいです。一時期問題になったごみ焼却力から出るダイオキシンなども、実はさほどの害がなかったらしいです。
売れなくなった芸能人など「あの人は今」というような特集で取り上げることがありますが、濡れ衣を着せられた諸々を「あの事件本当はこうでした。犯人扱いしてごめんなさい訂正最新情報報道」が出るようになると、テレビや新聞というものももっと良くなりそうな気がします。
※この研究はあくまで「杉花粉」の研究で、ヒノキには言及されていませんでしたが、津田の想像でおそらくヒノキも同じだろうという文脈で書いていることをお断りしておきます。
生活整体研究家
進化体操と和の知育
津田啓史 拝