プラスとマイナスの間に入ることが状況を変える

「プラスとマイナスの間に入ることが状況を変える」

今日は、以前に書いていたアメブロの進化体操ブログのバックナンバー2015年7月の記事に、今の気持ちを足して書いています。

・・・・・・・・・・引用ここから・・・

2015年07月02日(木)「プラスとマイナスの間に入ることが状況を変える」

今、進化体操でもっとも時間を費やしている講習内容は「陰と陽」

たとえばあなたが、後と前を同時に意識して運動・動作をすると、あなたにしがみついていた腕や肩の緊張はみるみる勢力を失っていきます。しなやかで対応力に満ちた手が現れます。

前後の陰陽。

あなたが、整体をする時、もっとも小さい点で相手に響く点を探そうとすると、相手の全身に響きが広がる整体を手にすることができます。

極大極小の陰陽。

あなたが人と向き合うとき、もっとも相手に集中してしまう極小の一点を探して向き合うと、相手に届く声になり、相手が思わず聞いてしまう声になります。相手が思わず聞いてしまう内容になります。

これも極大極小の陰陽。

あなたが仮の目標(未来)持ちながら、今行動し終わったこと(過去)を明確に自覚していくように心がけると、目標・行動ともにより実現性の高い方へと修正され続ける行動パターンが現れます。

未来と過去という陰陽。

これらの取り組みを<実用の陰陽論>と呼んでいます。

両極端を想定して、その間に入るようにすると、景色が変わり、反射が変わり行動が変わり、結果が変わります。あらゆることに応用ができそうです。

 

【集中の密度 探そうとする姿勢】

そしてもう一つ、頭の中だけでやっている身体操作は論外ですが、自らの身体だけに意識を集めている身体操作もまた不完全なのです。

あなたが意識していなくても、身体はつねに回りの環境や相手に反応しています。だから私の身体だけを意識するのをやめて、環境や対象までその意識が伸びた時、もっともあなたのパフォーマンスは開かれた状態に発揮されます。とても気持ちのいいものです。

効果は、正解を知ってそれを使おうとする時に現れるのではなかったのです。正解を求めようとする集中の密度が、状況の変化をもたらすのです。

両極端を想定してその間に入る。抽象的なイメージではありません。できるだけ具体的なものとして向き合います。どういうイメージが正解かわからないなどとあなたの頭脳は言うかもしれませんが、それに引きずられてはいけません。

あなたの外側に正解があるのではなく、あなたから本気や本格的な変化が生じてきたら、それが現時点での正解なのです。

・・・・・・・・・・引用ここまで・・・

というようなことを2015年の段階で書いていました。この考え方を、コロナ禍の今取り入れるとしたらどういうことになるでしょうか。

感染対策とか感染予防というのが声高に叫ばれます。マスク、手洗い、密を避ける。はい、別に反対はしておりません。その通りだと思います。

この一年、政府マスコミなど、ほぼ同じことを言い続けています。これを「陰陽」でとらえなおすとどうなるでしょうか。

感染対策・感染予防というのは「感染を避ける方法」を言っているわけです。「感染しないようにする」が陰陽の「陰」なら「どうしたら感染することができるか」というのが陰陽の「陽」になります。

昨年もさんざん書きましたが、眼鼻口(口の中も含む)などの粘膜にウイルスを感染するのに必要な分量を付着することではじめて感染できます。少量なら曝露しても感染して発症することはできないのです。

粘膜でないふつうの皮膚の表面は「角質」といって「死んだ皮膚でできた壁」でおおわれているので、生きた細胞に取り付いて増えていくウイルスは感染することができません。

マスクも手洗いも、ウイルスと粘膜が接触しないためという目的で行われます。1年たったのにいまだに「粘膜」という単語がでてきません。もっともっと「どうやれば感染できるか」を広報した方が、感染を避ける行為が明確になると思います。

外を歩くときに、マスクをしていなくたって感染することはほぼ不可能です。感染した人とすれ違ったってウイルス濃度が低すぎます。

ウイルスのついた手で粘膜を触ることを避けるなら、一日に数回石鹸で念入りに手を洗うよりも、水洗いでも頻繁に洗った方が感染の可能性を低くできることがわかります。

1年かけてもその程度のことも周知できていなくて、オリンピックができるとは思えないのですが。

 

生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝

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