足を楽にする 足指・足首・膝の皮下チューニング 骨の上は効く 皮下チューその6

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体をほぐすというと、どうしても筋肉が対象という印象がぬぐえないと思います。皮下チューニングというのは、皮膚を高速で動かすとその部位と周辺の動きが整って活性化するというものです。なので筋肉の上にこだわりません。


皮膚が動くことが効果の良否を決めるので、皮膚が動かしやすい部位の方がよく効きます。皮膚を動かしやすいというと、それが骨の上なんです。


例えばお尻という部位は筋肉も厚く脂肪も厚い。皮膚を動かそうとしても、肉も脂肪も一緒に揺れてしまいますのであまり効果がありません。ふくよかなお腹とかふくよかな胸というのもいまいちです。ですが、胸であれば胸骨や肋骨、お腹であればその横の骨盤・腸骨など骨が表面に出ているところを使うと効果を出すことができます。

【足裏側と足の甲側】

たとえば足の裏のマッサージは、リフレクソロジーや専用の機械やらで一般的ですね。足の甲というのはほとんど骨なので相手にされない。不憫ですね(笑)ところが皮下チューニングの対象にするととてもいい効果を引き出すことができます。

足指
足の指というのは実は、枝分かれしている見た目の部分のもう一段内側(足首側)から始まります。なので足指の場合は、枝分かれしている枝の部分からさらに足の甲側まで対象にします。

足指の動きを事前に確かめてから皮下チューニング。基本的に、その関節が動く方向に皮膚を動かしてください。実際に足指の上だけだとあまり皮膚は動きません。根元の皮膚も合わせると、動かす実感が分かられると思います。

終わると、足指の動きが良くなりました。

ところが、人間の身体というのはやっぱりものではないんです。実際の日常の動作の中に関節というのを一か所だけ動かすということはほぼないです。歩くとか走るとかという基本的な行為の中で、足指足首膝股関節というものがきれいに連動して動きます。つねにワンチームなのです。大変不思議ですが、ある関節を皮下チューニングして動きが良くなると、隣の関節もつられて動きやすくなるのです。


足指の皮下チューニングをやると、足首の動きがスムーズになります。

足首の皮下チューニングをやると、膝の動きがスムーズになります。

膝の皮下チューニングをすると、逆に足首の動きもスムーズになります。


膝のように曲がる関節は、曲げてしまうと皮膚が伸び切りますから皮下チューニングがやりにくくなります。膝を伸ばすことで、膝表の皮膚に余裕を持たせてやるのが効果的に皮下チューするコツです。

今日は以上です。

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