最後の一線を守るのだ!

【最後の一線を守るのだ!】

 

緊急事態宣言が解除されて「新しい生活様式」というものが奨励されています。

 

一つ一つは「そうかもね」というものではあるのですが、実際問題危険度の高いものも非現実的なものもまぜこぜです。根拠なく「やっちゃあだめ」というものをなんとなく覚えるだけだと窮屈かつ感染のリスクを下げる効果は弱いと考えます。

 

みなさんご自身が一つ一つの感染防止効果に、ある程度の優劣をつけて見られるようになることが本当に感染可能性を下げると考えます。

 

【換気できているなら、最後の一線は粘膜だ!】

コロナだろうがインフルエンザだろうがメカニズムは同じです。最終的に目や鼻や唇や口の中や「のど」などの「粘膜」に、感染するのに必要なだけの数のウイルスが何千個?かたっぷりとひっついて始めて感染することができます。

 

数が少なければあなたの免疫の働きが勝つので、感染できません。

 

一番可能性の高い「接触感染」は、たっぷりとウイルスの付着した何かをあなたがおおよそ手で触れて、そのたっぷりとひっついた手で目や鼻や口の粘膜をさわることで感染できます。

 

「飛沫感染」は、至近距離でウイルスをたっぷり含んだ咳やくしゃみをきちんと浴びて粘膜にたっぷりと付着させるか口内に「吸い込む」ことで感染できます。もしくはウイルス濃度の薄い飛沫であった場合は、閉鎖した空間で時間をかけてじっくりとたっぷりと吸い込むことで粘膜にたっぷり付着させることで感染することができます。

 

上記の状況をつくらないと、なかなか感染することはできません。上記のメカニズムを理解したら、恐れるべき状態が理解しやすいと思います。「新しい生活様式」は危険度の高いものも低いものも混在していて、怖さを助長する方に働きがちです。ひたすら「やっちゃだめ」が書いてあるように受け取り勝ちです。

 

【読んでみた】

ソーシャルディスタンスなどと言いますが、人との距離は、マスクをしていれば2メートルは不要になります。手洗いは顔を触る前に洗えということになります。外出時に何も触ることがなければ、帰宅時に手洗いをするのは「家にウイルスをぬりつけないため」なので、家族がいる場合、ドアノブを触ったりしてから手洗いするならほとんど意味がないと言えます。ドアノブにつきますから。

 

新しい生活様式の「買い物」の様式では「通販使え」「すいた時間にいけ」「電子マネー使え」「計画立ててさっさとすませろ」「ものに触るな」「並んだら距離開けろ」などと書いてます。

 

書いてあることは確かにそういう面はありますが、言外に「スーパーの買い物は危ないんだ」と言っていることになります。スーパーの買い物レベルで危険がいっぱいということになると、危ないところだらけだということになってしまいますからほとんどのお仕事がアウトになってしまいます。満員電車なんてもってのほかということになります。

 

お互いにマスクをして黙って買い物をするだけなら、レジで50センチ以下に近づこうと、帰宅後に顔を触る前に念のため手を洗うだけでほぼ感染リスクをほぼなくせる、というメカニズムをみんなが理解することの方がずーっと大事だと思うのです。

 

「公園はすいた時間や場所を選べ」となっていますが、これは極限まで換気されている屋外という環境で、感染する可能性があると言いたいのでしょうか?遊具など何かに「手で触る」ということをしなければ、感染リスクはほぼない、目の前に人がいるのでなければマスクを外しても大丈夫ですからリフレッシュしてください、と言う方がよほど現実にあってはいないでしょうか。

 

湘南海岸に人がたくさん、などとかなり非難した角度の報道がありまして、気のゆるみなどと言われます。ですが、サーフィンや海水浴で感染する確率はほとんど考えられない行為です。感染リスクを避けることが大事であって、遊んじゃいかんというのは本末転倒です。(一方で、登山やマリンスポーツなどで万一事故が起こった時に救急への感染リスクがある、という話を聞いて、そういうこともあるかーと思いなおしました)

 

〇感染者の飛沫を、時間をかけてたっぷりと吸い込んで鼻のどの粘膜に付着させること
〇ウイルスがついているものに触れて、その手で目鼻口の「粘膜」に触れること

が結局は感染の扉です。皮膚はガラス窓みたいなもので雨というウイルスは通過できません。粘膜は網戸みたいなもので雨が入ります。ただし小雨は影響受けません。吹き降りならやばいです。

 

それらを理解した上で、新しい生活様式を読むと「なぜそういう提案になるのか」ということと「こうやってしまったら意味ないじゃん」ということも判断できます。

 

「買い物に行かず通販を使え」ということはなんか良さそうです。でも受け取りのときに「感染している配達員さんに手渡しされたペンでサインしてその手で鼻をほじくった」らアウトです。

 

逆にあなたが知らずに感染していて、ペンを借りることで配達員さんに感染させるかもしれない。だったらマスクをして自分でボールペンを持って出て、そのペンでサインをするならリスクは下がるということになります。(配達員さんの方がめちゃめちゃ手の消毒されているのが実際だと思いますが。受け取るこちらよりも配達される方の方が危険は遙かに高いのですから。ありがとうございます)

 

要するに「粘膜とウイルスが出会わないようにする」という「最後の一線」を理解してから、新しい行動様式を読むなら「自分の場合はこうすれば感染リスクを減らせるな」ということを取捨選択することができるということです。書いていないことでも工夫することができるということです。

 

それでは国が出ている「新しい生活様式」なるものを掲載しておきます。感染のメカニズムからして、必須不可欠だとか、これは大げさだとか感じながら読んでみてください。

 

(1)一人ひとりの基本的感染対策
〇感染防止の3つの基本:
(1)身体的距離の確保、(2)マスクの着用、(3)手洗い
人との間隔は、できるだけ2m(最低1m)空ける。
遊びにいくなら屋内より屋外を選ぶ。
会話をする際は、可能な限り真正面を避ける。
外出時、屋内にいるときや会話をするときは、症状がなくてもマスクを着用。
家に帰ったらまず手や顔を洗う。できるだけすぐに着替える、シャワーを浴びる。
手洗いは30秒程度かけて水と石けんで丁寧に洗う。(手指消毒薬の使用も可)
※高齢者や持病のあるような重症化リスクの高い人と会う際には、体調管理をより厳重にする。

〇移動に関する感染対策
感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動は控える。
帰省や旅行はひかえめに。出張はやむを得ない場合に。
発症したときのため、誰とどこで会ったかをメモにする。
地域の感染状況に注意する。

 

(2)日常生活を営む上での基本的生活様式
まめに手洗い・手指消毒
咳エチケットの徹底
こまめに換気
身体的距離の確保
「3密」の回避(密集、密接、密閉)
毎朝の体温測定、健康チェック。発熱又は風邪の症状がある場合はムリせず自宅で療養

 

(3)日常生活の各場面別の生活様式
〇買い物
通販も利用
1人または少人数ですいた時間に
電子決済の利用
計画をたてて素早く済ます
サンプルなど展示品への接触は控えめに
レジに並ぶときは、前後にスペース

〇娯楽、スポーツ等
公園はすいた時間、場所を選ぶ
筋トレやヨガは自宅で動画を活用
ジョギングは少人数で
すれ違うときは距離をとるマナー
予約制を利用してゆったりと
狭い部屋での長居は無用
歌や応援は、十分な距離かオンライン

〇公共交通機関の利用
会話は控えめに
混んでいる時間帯は避けて
徒歩や自転車利用も併用する

〇食事
持ち帰りや出前、デリバリーも
屋外空間で気持ちよく
大皿は避けて、料理は個々に
対面ではなく横並びで座ろう
料理に集中、おしゃべりは控えめに
お酌、グラスやお猪口の回し飲みは避けて
冠婚葬祭などの親族行事
多人数での会食は避けて
発熱や風邪の症状がある場合は参加しない

 

(4)働き方の新しいスタイル
テレワークやローテーション勤務
時差通勤でゆったりと
オフィスはひろびろと
会議はオンライン
名刺交換はオンライン
対面での打合わせは換気とマスク