高校教師になって思う(一か月だけ)

■■高校教師になって思う(一か月だけ)■■

30日の金曜日から年に一度の「高校の先生」の時期に入りました。大阪府立東住吉高校・芸能文化科・1年生「身体表現」の通年授業のうちの、ラスト5コマをいただいております。たぶん12年目か13年目。

高校で何をやったらいいのかとさんざん考えた結果、道場で何をやったらいいかさんざん考えた結果至った「今道場や一般向け講習でやっているマイクロストレッチと皮下チューニングと習慣化の技術」の三つになりました。よく考えたら考えるまでもなかった。すでにさんざん考えたのだから。

はい、こうやって凡人未熟者は少しずつしか前進できないのでございます。

入学はしたものの、通学できない日々が長期間続き、登校できるようになっても半分ずつで午前と午後に分かれての分散登校。およそ毎年の子どもたちの変化というものの推移を長年見てきた学科長の先生とお話しすると、やはり数カ月遅れで変化が遅く、それが夏の3年生の卒業公演で(1年生も設営スタッフなどで密接にかかわるのです)推定、いつもの年よりも本気度がいやおうなしに上がらざるを得なかった3年また2年生と接することで、何かスイッチが入ったみたいです、と聞いていました。

ということで例年やっているデモンストレーション的なものも、大幅に縮小しないといけないかという覚悟もあったのですが、現状の他の科目やサークル活動で許容されている内容とすり合わせをした結果、おおむね同じことをやっても大丈夫だなということで初日を実施。

毎回感想を書いてもらって送ってもらっています。それで今年の授業の付き添い立ち合い教諭のO先生は、一昨年の3年生の担任をされていた方。で、金曜日の終わりのホームルームになると、生徒たちが「今日の身体表現はすごかったすごかったすごかった」というのが毎週続き、津田というやつはいったい何をやっているのかと、興奮しているのは分かるけど何がすごいのかというのは一切分からなかったのですよ、とお話を伺いました。

書いてもらった感想でも喜んではいるものの、授業の合間にささっと書くものなので一行二行の生徒も多く、実際問題どうなのかなと思っていたけれど、帰り際になっても興奮が続くというのはなかなかのものなのだな、とちょっとテンションが上がった私だったのでございます。

それにしても、秋になってもマスクをつけた顔しかわからない高校教育現場というのはやはり異常ですね。だから私も近づいた状態ではマスク、離れて講義の時はマウスシールドにしてできるだけ素顔をさらすようにしています。

で、私政府が進める「GO TOなにやら」とか「野球場で実証実験」という方向性そのものは全否定の立場ではありません。

ただし、前提が違います。

前提はそれこそ「部屋のウイルスはできるだけ換気で薄めて、接触感染防止には粘膜に一定量以上のウイルスが付着しないようにする行動を徹底して広報し続ける」ということを、それこそ国を挙げてマスコミを挙げて徹底するというのが前提です。

それを日々のデータでより精度の高いものにしていく、目的にあったものにしていく、どうしても感染してしまうような仕事の人には休業補償していく、そういった情報と対策が毎月レベルが上がっていく、そういう前提とともに、経済を回すというのであれば、GO TOなんちゃらもありだということです。

それがいまだに「三密 ソーシャルディスタンス」という初期の流行語がそのままで、「粘膜のねの字」も今に至っても出てこないというのが、もうバカだ無策だ、駄策だ、時間が無駄になっていて残念で仕方がないのです。私よりもずっと頭のいい人、広報に長けた人、権力が使える人とかたくさんいるだろうに。

中身のあることをやりましょうよ。人生なんて短いのだから、実のあることやらないとあっというまに終わりますよ。本当のことは誰もがうなずかざるを得ないシンプルなものですよ。そういうものです。

換気した部屋で、先生の方を向いて発言しないのなら、マウスシールドでもいいんじゃないですか。マスクとシールドの場面での使い分けぐらいあったっていいんじゃないでしょうか。何が危険かというのが明確になっていれば、そういったことにも徐々に広げていけると思うのですが。

何が基本か、ということが明確になればもっともっと柔軟に乗り切れるのではないかと思うのです。一律マスク!みたいな硬直性は、かえってそれ以上追求しなくなるからよくないと思うのです。

※  ※  ※

まずは口呼吸を止めて、舌がちゃんと上あごにつく鼻呼吸。鼻うがいや歯磨きをちゃんとやって、歯周病に代表される炎症というものを身体からできるだけ減らす。

そうやって自分の免疫が十全に働くようにということをまずは実行していきませんか、といういつもと同じ結論になるのでございます。

※  ※  ※

具体的にどうしようかという指針が、感染の水際対策「百分の一作戦」

●換気してウイルスを薄める 
●最終的に眼鼻口の粘膜にウイルスが付着しないようにする

そして、そこをすり抜けて侵入してきたウイルスに対しては、
鼻からのどにある守衛室と免疫警備員さんたちに活躍してもらうために、質のいい鼻呼吸で免疫機能を十全に働かせる

●鼻うがい
【動画】花粉症軽減も。鼻うがいの実演

 

●あいうべ体操など舌の活性化
【動画】インフルエンザを止めたあいうべ体操

 

●鼻呼吸
【動画】あなたの免疫の仕組みを働かすには脱・口呼吸、鼻呼吸が必須
 裏で支えているのが舌の位置(1)

 

【動画】あなたの免疫の仕組みを働かすには脱・口呼吸、鼻呼吸が必須
 裏で支えているのが舌の位置(2)

というあたりを参考にしてください。まだご覧になっていない方はどうぞ。

 

整体の目的は整体師がいらない世の中をつくることだから
生活整体研究家

津田啓史 拝