感染爆発しているとは思いませんが、病床が、、

■■ 感染爆発しているとは思いませんが、病床が、、 ■■

毎回同じような書き出しですが、この後書く内容は、現在医療や福祉、社会インフラで休めないお仕事の最前線で感染の怖さと戦いながら働いておられる方々への十分な配慮を含まない可能性がありますので、あらかじめご承知おきください。

医療をはじめとするそれらの方々には、十分な補償がされるべきだろうと考えますが、そのあたりをいくらここで書いても、何か事態が大きく変わるわけではありませんので、割愛させていただきます。

GO TOやるんだったら並行して感染者のすくなかった夏の間に「ウエルカム・ナース&ドクターキャンペーン」でもやって、病床と医師・看護師の確保と研修を政府の予算で(15兆円も予備費を取っていたんだから)確保するような動きをもっと大々的にやっていたら少しはましだっただろうにとは思っています。そういう政府・自治体・政策であってほしいです。これからもです。

さて「感染の拡大が止まりません」とニュースの冒頭でアナウンサーが言いますが、違うと思います。

たしかに1日の国内の感染者(PCR検査陽性者)数が過去最大になるというのは繰り返していますが、今の日本の感染者数というのは、欧米であったら「ロックダウンを解除する目安の数値より下」で推移しています。

だから印象としては「わー、この程度でほぼ横ばい化してほんとによかった!」です。(まだわかりませんけど)

感染拡大というのは

100-110-130-160-200-250-310-380ー460みたいな数字を残していく時だと思っています。(欧米はそうでしたでしょ)感染爆発と言いますが、爆発していません。実行再生産数(一人の人が何人の人にうつしているかの指標)は1.01です。100人の人が101人にしかうつしていない程度の推移です。

政府も実行再生産数を広報して出せばいいのにと思います。1を切れば感染者は減ります。時間はかかっても減ります。ずっと広報していれば

「12月初めに一度上がりかけましたが、じわじわ減っています。もう1を切るのは目の前です。1を切れば遅かれ早かれ感染者は減っていきます。ありがとうございます。みなさんの予防生活のおかげです。効果は出ています。今の社会生活・経済活動の中でも減らせています。どうぞ、感染危険行為(換気をしないことと手を洗わないで眼鼻口など粘膜に触れる)にはとことん気を付けて、もうひと頑張りしてください」

というふうに毎日やればいいのに。記者会見するような役回りの政治家ももっと勉強すればいいのに。そして、国民に正しい情報と正しい知識が蓄積するようにやりゃいいのにと毎度ながら思います。

大阪も東京のグラフを見る限りはまだ下降線になってはいません。明らかに下降していれば、その実態は「2週間前の時点ですでに感染者は減少している」ということになりますから、そこから2週間たってさらに減少している可能性が極めて高いということになります。それだと安心して授業、活動を再開できます。

ところが東京や大阪は、上の方で増えたり減ったりぐずぐずしています。爆発・急拡大は避けられているとはいえますが、明らかな減少曲線にはなっていません。これは水面下で再び増加している可能性も捨てられません。なので再開にすぐに踏み切れません。

特に大阪です。重症者の入れる病床がもう残り僅かです。水曜日の段階で実質83%埋まっているそうです。これはやばい数字だと思います。看護師さんも集まらないと言っています。うちの講座や整体で感染する可能性はほとんどないと思っています。そういう内容にしています。ですが万一、本当に一万分の一の確率ででも、うちを介した感染の方が出て、重症化しても手当てが受けられないようなことになると、これはダメージです。その確率は限りなく低くしておきたいです。

なので、16日までお休みですが、感染者数のグラフの下向き加減と、大阪府の重症者の病床の状況の二つで休業の判断材料とさせていただきます。感染者数が減っていても、重症者の数値はそれよりも遅れて増えるので、ほんと15日16日ぎりぎりの判断になると思います。どちらかというと重症者数と病床のひっ迫状態の方を重視すると思います。

※  ※  ※

具体的にどうしようかという指針が、感染の水際対策「百分の一作戦」

●換気してウイルスを薄める 
●最終的に眼鼻口の粘膜にウイルスが付着しないようにする

そして、そこをすり抜けて侵入してきたウイルスに対しては、
鼻からのどにある守衛室と免疫警備員さんたちに活躍してもらうために、質のいい鼻呼吸で免疫機能を十全に働かせる

●鼻うがい
【動画】花粉症軽減も。鼻うがいの実演

 

●あいうべ体操など舌の活性化
【動画】インフルエンザを止めたあいうべ体操

 

●鼻呼吸
【動画】あなたの免疫の仕組みを働かすには脱・口呼吸、鼻呼吸が必須
 裏で支えているのが舌の位置(1)

 

【動画】あなたの免疫の仕組みを働かすには脱・口呼吸、鼻呼吸が必須
 裏で支えているのが舌の位置(2)

というあたりを参考にしてください。まだご覧になっていない方はどうぞ。

 

整体の目的は整体師がいらない世の中をつくることだから
生活整体研究家

津田啓史 拝