大阪府の外出自粛要請を受けて15日まで休業いたします
■■ 大阪府の外出自粛要請を受けて15日まで休業いたします ■■
昨日のテーマは「制約が多いほど、かえってアイデアや新しい切り口が見つかって、潜在能力を発揮するにはいい場合も多いよ、自分の構え方次第だよ」というような意味のことを書きました。
「自由は不自由 制約は力」(文中の続きを読む、をclick!)
はい、私には強力な守護神か守護霊がついておられるのでしょう、「うん、津田の覚悟は分かった、ではさっそくさらに制約を授けて進ぜよう」ということで昨夜大阪府の外出自粛要請が出てしまいました。
もちろん4月にあった業種指定(うちは体操教室で休業要請の対象に含まれていました)の「休業要請」ではありませんので、今回は厳密に言えば休む必要はありません。当然のことながら今回は休業協力金のような補償はありません。あくまでも自己判断です。
最近複数の「自分の周りに感染者が出た」という面識のある人からの情報があり、いよいよ身近になってきたこと、高齢者の多い教室もあることなどもあります。
ですが、一番大きいのは振り回されたくないなという思いでした。前回のこの「コロナ・免疫」のメルマガで「北海道も東京も感染は止まりつつある、ピークアウトしてきているのでは」と述べました。その後の後の一週間で北海道は明らかに山が下り始めていますし、東京も大阪も上昇カーブががくっといったん止まっています。
この後書くことはコロナはただの風邪だ、とか何の感染対策もしなくても大丈夫だとかそういうことではまったくありませんので念のため。
今の感染者というのは二週間前ごろにコロナウイルスに曝露して、長い潜伏期間があって発症して検査して発覚した人の人数です。(正確には濃厚接触者としてそれより後に感染した人も含むでしょうが、検査まで時間がかかり2週間以後の人も含みますね)つまり2週間前の生活でウイルスに曝露→感染した人です。
先週の「そろそろ感染拡大カーブが止まって来てますよ」というブログが土曜日。
(文中の続きを読む、をclick!)
その原稿はその前日か前々日に書いています。その週の2週間前ってどんな週だったかというと、火曜日に阪神タイガースの藤川選手が引退したという週です。球場の半分?かそれ以上を観客が埋めていた週です。
それで、今日土曜日の二週間前というのは野球の日本シリーズが開幕した日です。そこから11月後半の3連休です。「日本シリーズやっているなー、連休やなー、紅葉やなー、嵐山は人でいっぱいや」なんて頃の、生活の中でウイルスに曝露した人がそろそろ感染者としてカウントされてきます。
だから今日から感染者がさらに減ったとしても、それはここ数日自粛したからではなく、日本シリーズをやっていたころの、連休のころの生活の結果にもかかわらず、減ってきているということです。連休の人ごみをニュースで流し、ヤバイヤバイと言ってましたけど、それがほんとならそろそろ感染爆発していないといけないのです。(しないことを祈ってます)
最初の4月の第一波の話です。緊急事態宣言が出そうという4月の5日から休業しました。宣言は翌日6日ですね。だから実質7日から大幅に外出自粛になったはずです。グラフを見ると、4月11日の720人という数字をピークに減り始めます。以後それ以上の数字が出なくなります。なんとなく緊急事態宣言が効いたような気がします。
でもちょっと待てよです。4月11日に検査陽性になった人は3月の末にウイルスに曝露した人です。緊急事態宣言の1週間も前です。にもかかわらず宣言前の3月の末に感染のピークに達して、それ以後は実際には感染者は減り始めています。つまり緊急事態宣言とは関係なく減り始めていたということです。その頃って、マスクもアルコールも手に入りにくかったころではないですか。
では4月5日以後街から人が消えた時期に、どれだけ感染者が激減したかというと減るのは非常にゆっくりです。緊急事態宣言の2週間後に、がくっと感染者が減ったかというとグラフを見る限り全く影響していないのです。
そういうことをちゃんとアナウンスして、だからこういう対策をする、どういう場面は避ける、ここまでは大丈夫、そういうことをきちんと出したら納得で協力できるのに。いまだに「粘膜からうつる」「だから眼鼻口触るな」「手洗いは短くてもいいからしょっちゅうやった方が効果的」などの情報は全然出てません。
もちろん逆に、あらゆる場面での感染防止策をみなが止めてマスクなしでどんちゃん騒ぎしていれば、もっと激増していたでしょうから、それを止めた効果はあるかもしれません。あってほしい。
大阪の自粛要請は対応する医療がキャパオーバー寸前だからですよね。でもこれって、9月半ば10月後半まで二カ月近く全国で一日200人から400人で減りもしない爆発もしない時期に、これは一歩間違えたら激増する条件を保っている、冬には増える可能性ありってただの整体研究家(私です)でも指摘していたことですから、その間にやっておくべきだった話ですね。やる義務と権限を持った人が。
なので、10カ月たって学びのない為政者の場当たり的な対策に振り回されるのはもうやだ、とつくづく思ったわけです。なので、来年にかけてじっくり取り組もうとしてきた「WEBで学べるマイクロストレッチや皮下チューニング」「とろける整体」の仕組みをこの休業要請の休業期間に進められるだけ進めてしまいます。もともと自分がそうしたかったことだし、ころあいだったんでしょう。
ということで今月15日まで、実際は定休日の水曜日がかかるので16日まではお休みさせていただきます。もちろん、その間にみるみるグラフが下がっていく場合は前倒しで開業もありえますし、何かのはずみでさらに感染拡大が止まらないようなら延長もあるかもしれません。
冒頭にも書きましたが「自分の周りに感染者が出た」という面識のある人からの情報も複数あり、いよいよ感染が身近になってきたこと、また高齢者の多い教室もあるなどの事情も含めての総合的な判断です。
ご迷惑をおかけします。よろしくご理解ください。
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昨日の続きで、高校生の感想6名分追加でアップしています。
整体の目的は整体師がいらない世の中をつくることだから
生活整体研究家
津田啓史 拝