笑顔を受け取る側 2 人の受信力

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3月から以前のスケジュールに戻す予定にしています。

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「笑顔を受け取る側 2 人の受信力」

整体のイメージとして「プラスのエネルギーを注ぎ込んで、マイナスを消す」的なものが分かりやすい(気功というような名前がついているものは特に)と思うのですが、野口晴哉先生の整体はそれだけではなかったと思っています。

もちろん天才・野口晴哉の氣の威力というもの、パワー、エネルギーというものは相当だったと思います。でも今日はその「エネルギーの送り手の問題」としての整体ではなく、受け手の側の特性から見る整体のお話しです。

つまり「特別なパワーを持った人が、特別なエネルギーを注ぎ込んでくれる整体」というものを想定しちゃうとおかしな方に行きかねなくて、受け手の方のことも深めるほど、健全かつ汎用性の高いいい整体の認識、使い方になるかなと思うのです。

 

●パワーを受け取る

世にパワースポットというものがあるようで、コロナでなければ有名なそういうところに人が大勢訪れていることでしょうね。どうしても人はそういうところに惹きつけられがちです。

もちろん、そういう場所のあることを全面的に迷信だなどと言いたいわけではありません。あっていいと思います。聖地なんていうのもきっとあると思います。

ただ私は少々ひねくれているので、「パワースポットとして有名な〇〇神社に行ってきました」などと聞いても「だからなんやねん」と思うような人間なのです。(なんという度量の狭さでしょう)

その場所にパワーがあったとしたら、それが本物であればあるほど、そのパワーをちゃんと受け取って力に変える、勢いに変えるにはどうしたらいいかということとをわきまえていなければ、せっかくのパワースポットも浮かばれまい、みたいなことを考えます。聖なる水があってもざるに入れたらどうしようもないでしょ、というようなことですかね。

 

●人の受信力はすごいのです

と、ここまで書いておいて、いきなり前言を翻すようなことを書き始めます。

人というには、自覚している数倍どころか、数万倍ぐらいの情報を常に得ています。これはすでに脳科学・神経科学の方で実証されていることです。

どういうことかというと、人間の一秒に「自覚できる」五感からの情報というのは16ビットで、人体がすべての感覚器から絶え間なく受け取っている情報というのは、1100万ビットです。(トールノーレットランダーシュ著 ユーザーイリュージョン)

「寒い!」と感じている間は「かゆい」を忘れている、逆もそう、つまり意識に上がってこなくっても身体はちゃんと感じているということです。感じているときしか、その情報がないわけではなく、感じていてもいなくてもその情報を身体はちゃんと受け取っているということです。

詳しい説明ははしょりますが、身体はほとんど無意識(無自覚)に、その1秒間に1100万ビットの情報を取捨選択して、生き残るための行動を選び取って、食うて寝て排泄して、そのほかもろもろ行っているということです。

そこはここでのテーマでないので、詳しくはたぶんこの夏ぐらいに出る「とろける整体入門」をお買い求めください。(がんばって原稿の校正しあげるぞ)

何が言いたいかというと、無自覚であったとしても、実は身体は膨大な情報を受け取っていて、それで常に必要な反射や行動をやっているのですよ、という話です。

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【生活整体総合講座】

野口整体というのは、この「身体が勝手にやってくれる対処や対応」というものをちゃんと訓練して伸ばしていこうよ」ということが根幹になっている整体です。

私の「とろける整体」というのは、野口整体を追いかけている時に、進化体操をやりこんで身体が「動物のようなしなやかさ」の方に変ってくると「手を当てられた方がとろけるように柔らかくなる」という現象が発現したので、それを誰でも再現できるように組み立てたものです。

実際に体験したい、とろける整体に興味があると言う方は、今週末開講の「生活整体総合講座」へどうぞ。

コロナによる定員低め設定で、残席少々です。

〇2月27日13時、28日10時半、3月1日10時半
〇都合のいい1日を選んで受講
〇5時間の講座です
〇今だけキャリアにかかわらず一回1万円で受講できます(コロナ禍で急な休講とかもあるため)
〇ただし、ある程度の受講経験があるか、動画などでマイクロストレッチなどを自分でも実行している人に限ります
〇基本何か月かは続けて受講したいなという人が優先になることをご了解ください。

●東京講座3月8日(月)10時半~16時半のお申し込みも下記からどうぞ。

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「もともともとそうなっていた」に戻ること、もともとそうなっていたように使うこと。
それも整体の目指すものです。

生活整体研究家

津田啓史