企業融資と願望実現テクニックの類似性に気が付いたぞ その2

【企業融資と願望実現テクニックの類似性に気が付いたぞ その2】

成功するイメージをありありと描くことで、願望を実現する目標を達成するという方法があります。結構有名です。

ところが、実際にはそれほどうまくいっていないというような研究結果も出ているらしいです。成功イメージを描く方法で、どういう時にはうまくいきどういう時にはうまくいかないのでしょうか。

もともと、このイメージを使った願望実現法というのは、脳は空想と現実の区別がいまいちよくついていないという特性に基づいて考案されました。

実際に身体が動いていなくても、イメージがありありと描けていれば様々なことが変わってくる。

例えば、バスケットボールのフリースローを上手に入れているイメージトレーニングを繰り返すだけでも、ゴールする確率が上がったりする。

それで自己啓発系のセミナーだとか願望実現系のセミナーだとかで、ありありと自分が成功した状況を思い描きましょうというようなことが、メインのテクニックとして紹介されます。

ところがその方法を使っても、うまくいく人といかない人がある。どういう場合がうまくいかないかというと、ここで脳の持つ特性が諸刃の剣として働いてしまうわけです。

つまり、脳というのは空想したことと実行したことの区別があまりつかない。ありありと成功したイメージを想い浮かべてしまうと、すでに成功してしまったと錯覚してしまう。

これって指摘されれば確かにありそうですけど、指摘されないと見逃す角度ですね。人というのは、自分にとって都合のいい面ばかりみることで安心しようとしますからね。

そうすると、もう実現していると錯覚して「何を今更やんなくちゃいけないのよ」というようなことになる場合もあるということです。潜在意識がこちらに振れてしまえば、当然実現確率はぐいぐいと下がります。

逆に、イメージを使った願望実現で成功確率が高いものというのは、成功し終わった情景だけではなくて、目標を達成するまでの様々なステップをイメージできたときには成功確率が上がると言われています。結果をイメージするのではなくて、その過程をイメージするわけですね。

そうすると単なる成功イメージではなくて、その過程における様々なステップを、いろんな想定をしてみて検討するというような性格のものが混じってくるのでしょう。そりゃ、成功確率が上がってもおかしくない。

ここで私見を述べさせていただくと、私の場合願望がものすごく実現する経験も多いし、さっぱりうまくいかない経験も多いです。

実感するのは、目標や願望が実現した状況がありありと「浮かんできた」時。そういう時には極めて短時間にそこまで行きつきます。そして、ほとんど同じことのようなのですが「思い浮かべた」時はまぁうまくいったことは少ないですね。

つまり身体の内側から湧き出てきた時は、多分もう身体がそちらに向かって動き始めているものなので、それを邪魔しないようにして、心の赴くまま、身体の動いていくままに行動していくことで、実現可能性が高くなるのだろうと思います。

そして、この「願望実現のためのイメージ法」というものが、その成功確率が高くなるのは、「達成イメージだけでなく達成までのプロセスのイメージが湧いてくるほどいい」というところまで取り組むと、企業活動をする時の銀行融資とますます似てくるというお話に続きます。

 

生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝