企業融資と願望実現テクニックの類似性に気が付いたぞ その1

【企業融資と願望実現テクニックの類似性に気が付いたぞ その1】

話題がお金のことになるのですが、現代社会におけるお金というのは、身体における「氣ー生命の力・意識の集中の力やはたらき」というものと対比してとらえると非常に面白いのです。

さらには、心理学的アプローチでの願望実現のプロセスとも重なります。ぜひぜひ聞いてください。

今世の中に出回っているお金がどうやって世の中に登場してきたのかというと、二つの方法があります。

一つは誰かが銀行に借金をしたときです。

銀行というのは、みなさんから広く預金を集めて企業に貸し出しをして利益を得ているようなイメージがありますが、実際に銀行で行われていることは違っています。

銀行がやっていることは、この企業(や個人・住宅ローンとかもありますからね)は確かに返済可能だという審査をしてOKが出れば、借用書を交わしてのち、融資先の銀行口座に数字を書くだけなのです。その瞬間にその借金の総額だけ世の中に出回るお金が誕生します。これがお金の実態です。

ね、お金って架空のものでしょ。架空というとおかしいですが、銀行の場合は「将来的に返してもらえる見込みがある」と判断すれば、いきなり相手の口座に金額を書き込めるのです。その瞬間に世の中にお金が生まれるのです。

「返す見込みがあります」ということを審査部に納得させるために、半沢直樹は何回も稟議書を書き直したりするわけです。

そういうふうに生まれているのが民間のお金なので、すべての融資先が借金を返し終わったら世の中のお金が消えてしまいます。だから、次から次に次の借り手が現れないと成り立たない仕組みで今の世の中というのは成り立っているのです。

豊かな世界というのは、みんながお金を持っているイメージですが、その裏側では返す見込みのある巨大な借金を誰かが交代でやっている世界だということです。

前にも書きましたが「借金をすべて返してしまってはいけない」のが現代のお金の仕組みです。だから、国債を発行して、コロナが原因でグタグタになっている企業やお店、つまり本当ならつぶれかけることにはなっていないはずのやる気と実力のあるところにお金を配って助けることをしたって、国は財政破綻などは起こしません。

もう一度、お金がこの世に登場する場面に戻ります。

「この会社は将来融資しても返済してもらえる」と銀行が判断したら、融資希望の企業や個人の銀行口座に金額を書き込みます。すると融資を受けた企業や個人は、それを引き出して商品や材料を仕入れたり、設備を作ったり、人を雇ったりして市中にお金が出回っていき先々で他の仕事を創り出していきます。

融資を受けるというのは、つまり

「将来成功して得るだろうお金を先に受け取っている」

という現象だと考えることができます。

願望実現の心理的テクニックとして、成功している映像をありありと思い浮かべるという方法があります。つまり、まだ実現していないことを、イメージの中ですでに実現したようにリアルに感じることで、実現可能性が高まる、という方法です。

けっこう一般に知られるようになった方法ですが、実はこの方法は、もろ刃の剣なのです。うまくいかない可能性も多大に含んでおり喧伝されるほど効果はないのでは、という研究結果も出ているのです。

それがまた、この「誰かの借金で、世の中が潤い活性化している」という現代社会の仕組みと似ていて、「メンタルテクニック」と「融資を受けて事業を進める」というのはまた、一致してくるのです。

わー、一緒や!見つけた私は結構興奮しました。(つづく)

 

生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝