生活整体式 自分の励まし方
新メールマガジンサンプル的内容【生活整体式 自分の励まし方】
メルマガを有料化するには、それだけのグレードのものにしなければ、うーんそれがなかなかまとまらない。有料化の予告はずいぶん前から少しずつしていましたが、自分の中で「こういう内容・切り口にすれば自分でも納得」というものが決まらず、延々先延ばしになって今日に至ります。
インターネットによる情報発信のアドバイスを頂いている方に「やると決めれば、見えてくるものもありますから、実行しなはれ」とご指摘いただいて、舵を切りました。すると有料メルマガを配信会社に登録するにあたって「サンプルが必要です」ということになりました。
今回のものは、その「サンプル」として試しに書いたものです。結果的に「生活整体って何？和の体育ってどういうこと？」に応えつつ「津田は日々こんな試行錯誤をやっております」という報告になるものになりました。実際に始めれば、もっともっと広範囲にわたる切り口でさまざまなことを考察していくと思いますが。
書きたいことを書いてはいるのですが、より知っていただきたいことを書く、という度合いが少し増したかなと思っています。
【生活整体式 自分の励まし方】
生活整体のベースになっている「和の体育」の考え方の中の「陰と陽の両面からとらえていこう」を用いた「自分の励まし方」を一つ紹介します。
この原稿を書いているのは、ちょうど東京オリンピックの野球で準々決勝、日本対アメリカの試合を見ながらというシチュエーションです。「オリンピックは、今やるべきではなかった」は変わりませんが、興味のある種目をやっていれば見てしまうというので、複雑な思いはしながらのテレビ観戦です。
私が整体の基礎として学んだのは野口整体（の系統の整体）です。（野口晴哉先生の直系の団体で学んだわけではありません、という意味です。）物理的な押圧、皮ふのずらしなどの繊細なテクニックもありますが、ベースにあるのは「気の感応」です。物理的でない何かが伝わって共鳴したり影響を受けたりするような「何かのはたらき」です。
つまり「気の整体」です。
ただ誤解していただきたくないのは、「気の整体」だといっても、手から何か「特別なエネルギー」が出て、特殊な治癒ができる、そういう風には捉えておりません。
すくなくとも私のとろける整体というのは、特殊・特別なエネルギーではありません。自分が「特別なエネルギーが出せるようになった、出している」などととらえてしまうと、自分が特別な人間になったかのような錯覚を起こし、長期的な視点で見たらたぶん道を間違えるだろうと自分の人間の出来を見てそう予測します。
せいぜい「なかなかユニークな整体」「ほかにない斬新な切り口を備えた整体」レベルにとどまるものと思っています。
身体が大幅にゆるみつつ、芯に連動のある身体になると、手を当てられた側が無意識にこちら側の柔らかさを追いかけてしまい、結果としてとろけていく現象を技術として使いこなせるようにしたものです。だからこそ、学びに来られた方も濃淡はありますが、みなさん人をとろかせることができるようになられています。
普通の日常生活の中で、人を応援したり、励ましたり、力を合わせたり、意気投合したりという具合に当たり前に「気の交流」は行われています。
そういった場にある「気」の集中する密度を高めることで、より望ましい変化を思った方向に引き出していく、というようなものではありますが、ベースにあるのは当たり前の日常生活の中で行われているような気の交流であり、整った背骨中心の身体といったものです。
お話はオリンピックの野球観戦に戻ります。6回終了時点で1点差の接戦です。見ていても力が入ります。ここぞというときには、画面のバッターに向かって「行けー」「打てー」という状態になります。
しかしながら、相手はテレビですので実際に「行けー」「打てー」と声を出すわけではありません。黙っています。それで気づきました。声を出すという行為でエネルギーを使いませんから、かえって自分の全身からテレビに向かって「良い結果を信じる念」とでもいうようなものを強烈に放出しているということが自分で感じ取れました。
今までだって、野球だったり他のオリンピック種目のここぞという場面を見ているときは同じような状態になっていたのでしょうが、その時に極めてはっきりと「めちゃめちゃ気が出てるじゃないか」という強い自覚が持てたのでした。
その時の身体の状態というのは、あたかも自分もスポーツの勝負どころでプレイをしているように運動能力・生命力・集中力を極めて旺盛に高めつつ、そこで高まったエネルギー的なものを対象者に放出しています。
そこでは対象者に対しての無条件の肯定感があり、信頼感があり、自分も一緒になってプレイをしているかのような共鳴感覚も持ち合わせています。
ん、これってめちゃめちゃ「整体的な感覚じゃない？」（つづく）
生活整体研究家
進化体操と和の体育
津田啓史 拝
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