生活整体式 自分の励まし方 2

【生活整体式 自分の励まし方 2】

オリンピックを見ながら、選手を全力で応援しているときの自分をかえりみてみると、そこでは対象者に対しての絶対的な肯定感があり、信頼感があり、自分も一緒になってプレイをしているかのような共鳴感覚も持ち合わせています。

要するに、強烈に「整体的だ!」と感じたのです、、、というところまで8月5日に書いて、どうしてもコロナの現状が書きたくなったので中断しまして、その続きです。

このとき感じたぐらい、対象になっている人の底力みたいなものに共鳴的にアプローチしていく状況というのが、いかにも整体っぽい「調整する感覚」で人にアプローチしているときよりも、本質的には、よほど野口晴哉先生の説かれている整体に近い部分も大きいぞ、と思ったぐらいなのです。

というところだけ書くと、多くの読者の皆さんには関係ない「野口整体を学んだ整体師の技術的なこぼれ話」で終わってしまいます。もちろんこの話はここでは終わりません。

私は一つここで、私の60年の人生を省みて、初めて気がついたことがあるのです。

それこそ小学校1年生の紅白玉入れに始まり、高校生の頃は応援団もやっていましたし、亡父がくも膜下出血で倒れ緊急手術の最中の手術室の外からなど、自分以外に対して、応援の気を全力で放出し、うまくいくことを祈るということは、50年以上やり続けてきたわけです。

オリンピックの野球、日米対決の場で生まれて初めて何に気がついたかというと、この自分以外に向けた応援の気というものを、自分自身に向けたことは一回もなかったということなのです。

ここで改めて皆さんに説明をします。今回のテキストの冒頭に書きました和の体育のベースに置く物事を「陰陽」で捉えてみよう、という習慣が生きてきたわけです。

いかにオリンピックと言え、自分の家族が選手というわけでもなければ勝とうが負けようが、影響力が及ぶのはせいぜい2日くらいのものです。一昨日の金メダルが誰だったか、覚えていないレベルだということです。

赤の他人にそれだけエネルギーを使いながら、自分に対してはそれを全く使っていなかったわけですから、これはもしかしたらものすごくもったいないことをしていたのではないか。ぜひともいちど陰と陽、つまりひっくり返して自分に向けてみようということになったわけです。

そこで、自分から画面に向かって放出している方向を変えて、1メートルほどの近さにいる架空の自分から自分に向かって応援の氣をほとばしり出すということをやってみたら、、、これがまたなんと気持ちよく実感を伴って全身に感じるのです。

まもなく常設で開講予定のメールセミナー「自己実現の技術」というものがあります。これは何も私がやること成すこと成功するから開講したものではなく、基本的に精神力が弱く根性がなく怠け者ですぐにだらけてしまう。そうやって自分が持て余してきた部分を、様々な方法で少しずつ少しずつクリアしてきたので、そのノウハウをまとめてメールセミナーとして開講したものです。

つまり、物心ついてそれなりの自我が目覚めて以来、一人の時間は、それこそ朝から晩まで自分自身をもてあましているときの方が多く、それをなんとかしたい、なんとかしようと鼓舞し続けてきたわけです。

しかしながら、よくよく振り返ってみれば、上に「鼓舞」と書きましたが、叱咤激励というかなんというか、自分が赤の他人の野球選手を応援するときに比べると、随分と「濁った感情」がそこに混じっていることが見えてきたわけです。それはどういうことかというと、、、(つづく)

生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝

《マイクロストレッチ入門動画教材 発売しました!》

場所を取らない、費用かからない、効果は抜群、疲労回復からプロスポーツ選手まで心からお勧め!

インターネットの動画サイトにつないで、何度でも繰り返し見ることのできるインターネット視聴版と、パソコンなどで見るDVD版の二つがあります。

全編1時間23分
1.ごあいさつ
2.特徴と効果
3.マイクロストレッチを始めよう
4.マイクロストレッチの呼吸
5.注意と応用
6.習慣化の技術
7.ビフォーアフター

☆インターネット視聴版4,000円
☆DVD送料込み5,000円

>>詳細、お申込みはこちらから<<