あなたの能力を発揮できる入口を知っていますか？４

【あなたの能力を発揮できる入口を知っていますか？４】

セルフで、身の回りの人と、生活の中で心身を整えましょう。生活そのものを全生しやすいものに整えていきましょう。今すぐできる簡単なことから始めましょう。

「生活整体」と「和の体育」研究家の津田啓史です。

●私と私以外を分ける皮膚　その重要性を語ります

休業する前は毎週のように学びに来られていた超ベテランのヨガの先生から、休業中の取り組みの報告として下のようなメールをいただきました。

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ありがとうございます。

最近の身体の変化ですがマイクロストレッチで空気圧の変化を皮膚で感じ続けているせいか、感じる力が深まったように思います。

腰·背骨を感じると腰がスッと立ち背骨がスーッと伸びます。肩·腕を感じると、上がりぎみの肩が5ミリ程度下がるようでリラックス感が深まります。

頸を感じると頸全体がふわっと膨らむようです。表情を感じると穏やかな笑顔になり、何とその揺るんだ感じが全身に広がりました。

水泳の方では腕を感じるだけで何と何と腕の動きが勝手に大きくなりました。(今までは意識的に大きくしようとしていたので多少のぎこちなさがありました。)

クロールで脚を感じると不思議や不思議、脚がバタフライを泳ぐ時のような動きになりました。(バタフライとクロールのキックを混ぜたような動きです)世界中で一つだけのキックかも知れません。

感じる事で随分新しい世界が拡がるようです。ありがとうございます。（引用ここまで）

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マイクロストレッチで皮膚に当たるエアー枕を追いかけることを散々やっていたら、身体のいろいろな部位に「意識を集める」のではなく「触れているかのような感覚」を想像するだけで、身体がどんどん整っていく力を引き出せるようになりました、ということだと解釈しています。

少し補足しておくと、この方の場合はマイクロストレッチという気持ちの良いものを通して触覚を育てましたから、逆に触覚を想定するだけで気持ちいいものが出てくるという回路が発動したのだと思います。

つまり、触れると気持ちが良い、触れると整うという前提をたっぷり積み重ねていたからこそこうなるんだと思います。

逆に、身体の痛みに悩んでいる方はどこか特定の場所に意識を集めると、そこが痛み出してしまうというような方もおられるかもしれません。つまり、能力の使いようでどちらにも振れてしまうということです。

意識を集めたら不調になってしまうという方も、時間をかけて少しずつ置き換えていくような取り組みをされればと思います。

不快の中に丁寧に快を探していくという作業かと想定します。ただこれも程度問題、割合の問題かと思います。

何かトラウマに触れると身体が不快な方に持っていかれるという能力を使って、何か快適な方に少しでもふっと持っていけるものを探して身に着けていく、ということだろうと見当をつけています、という段階のお話です。

何かピンときて独自に成功される方がおられたらうれしいです。

でもとりあえずそんなに支障のない形なら、マイクロストレッチを通して触覚を通して気持ちの良い状態を作る、というなかなか他ではない体育をぜひとも体験してみてください。

「生活整体」と「和の体育」研究家
触育・進化体操

津田啓史拝