熱中症を表と裏から考える

どんなに気を付けてもうつるときはうつる。

まだまだその正体がはっきりしない新型コロナは、先にかかった人がおられてこそ、データは集まり少しずつ解明が進みます。

先達のみなさん、ありがとうございます。お疲れ様です。

いつかは私も追いつくかもしれません。その節はよろしくお願いします。

 

今日もコロナからは少し離れて「熱中症」ですが、調べていくと熱中症対策とコロナ対策が重なってくることが分かりました。それは次回以後になりますが。

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【熱中症を表と裏から考える】

「熱中症には水分補給」というと、人は「それっぽいもの」に走る。ただのジュースよりも「スポーツドリンク」的なものになりがち。

ところがそれらの清涼飲料水は、「清涼」とうたっているように「冷やしておいしい」もの。だから冷蔵庫に入れる。冷たいからごくごく飲む。胃袋が冷えるから体内で熱を上げてよけいに火照る体力を消耗し、冷たいものがおいしいのは確かだから、やめろとは言いませんがちびちび飲む。またあえて熱いお茶も飲んでみる。そんなことを前回書きました。

そんなとき、facebookでS藤さんの投稿で

「屋外の草刈り、水分補給とか気をつけていたけど、熱中症」
「大量の発汗、重度の食欲不振、吐き気」

で頭に氷を載せて休んでいたら、人から「梅酢を飲んでみたら?」と言われて飲んでみると

「数分後に復活」

という投稿がありました。

実際には梅酢を冷水で10倍ぐらいに薄めたものを紙コップ一杯飲んだ、ということだそうです。

14日。家内と義父が早朝から義父の方の墓参りへ。(私はそのあと津田家の墓参りの運転手役なので参加せず)帰宅時、義父のろれつが回らず、足はふらつく。どうみても「熱中症」

家内の持っていた「常温水」を飲み、こちらはすぐに番茶を入れて梅干し一つをすりつぶして入れたものをご提供。数分後、「あら、ひろふみさん、楽になったよ」

気を使っての一言ではない証拠に、数時間後に「熱中症になったけど娘婿おすすめの梅茶を飲んだらすぐになおってもう元気です」とご自分のfacebookに投稿されていたので、確かに効果があったもよう。

新大阪健康道場は別に健康食品を販売しているわけではないですから、「特製梅干し、ご注文は下記リンクから」というような流れで書いているわけではありません。

甘くて冷たいものをがぶがぶ飲むのは、体験からも考えてみても熱中症予防ないし夏を快適にすごすという目的にかなっているようには思えません。

で、人間の脳の構造として「良くない習慣を止める」ということを単独で行うのは難しい。止めたい習慣と置き換えることができる何かを用意していく方が楽です。

ということで、冷たくて甘いものをがぶがぶ飲むというのを減らすために、温かくて甘くないものを飲むという行為を混ぜる、ということを提案しています。

その「温かくて甘くないもので、適度な塩分とミネラルの補給になりそうで、ついでに疲労回復にいいクエン酸も入ってますよね」というので、熱中症回復の実例二つもあったので、梅干しを番茶に入れて飲む、ということをとりあえずの推薦品として挙げておきます。

それで、ここ四日間朝いちばんに番茶をわかして梅干しを入れ、600ミリのペットボトルにうつしたのち、保温できる容器に入れて一日ちびちび飲んでいます。(昼過ぎにはなくなります)すくなくとも、それを飲み慣れるほど「冷たいものを一気飲みした時のほてって気持ち悪いな」という感じが増す効果はあります。冷たいものを飲む回数は格段に減ったのは確かです。その分ばてない。

「一番いいものをとれば大丈夫ですよー」というイメージを植え付けようとするのがテレビなどCMの持っていき方です。でも本当は「そのひどい習慣を止めるか減らす方が先」の方が必要です。でも「いいものができたから買ってね」というのがCMです。「悪いものを減らすだけでほぼ大丈夫」とほんとのことを言ったら商品が売れませんからね。これが表の理論。

いいものを足すだけでは片手落ち。悪い習慣を止めるのはなかなか苦痛。だからやめたい習慣のところに、置き換えるものをもってきて割合いを変える。裏です。

8月17日に書いたように筆者は精神力や根性には自信がないので、その分を人間の特性に合わせることと工夫することで何とかしようとしてきています。冷たいものを飲みすぎないために、保温容器に入れた温かい梅干し番茶をちびちび飲むという行為と置き換える。これは実際に置き換えが効きました。

体調も含めて方法としても今のところ順調です。

みなさんも実行されたら、感想や体調の変化など教えてください。

 

【動画】期間限定 熱中症対策の水分の取り方を間違うとかえってマイナス

進化体操と和の体育
津田啓史(つだひろふみ)拝

 

***20200820追記***

「熱いほうじ茶(番茶と書いていましたが正確にはほうじ茶でした)に梅干しを入れてのところで

【それで、ここ四日間朝いちばんに番茶をわかして梅干しを入れ、600ミリのペットボトルにうつしたのち、保温できる容器に入れて一日ちびちび飲んでいます。(昼過ぎにはなくなります)】

について質問がありましたので。保温できる容器は魔法瓶ではありません。夏場にペットボトルの冷たい飲み物を冷たいままで持ち運びするやつです。百円ショップでも売っています。表面が銀シートになった薄いキルティング的なやつです。

梅干ははちみつ入りの甘いやつではなく、単純に酸っぱい昔ながらの梅干です。600ミリのペットボトルぐらいの量で味はけっこう残ります。濃すぎるのも何かなと思い、その濃さで飲んでいます。