よってたかって助けあうのがいい 2

【よってたかって助けあうのがいい 2】

今日も生活整体的・和の体育的に世の中のことを考えてみます。「よってたかって助け合うのがいい」の二回目です。

このブログの中で「これさえやれば大丈夫というものは求めない方がいい」ということを繰り返し書いております。世の中の状況というのは、今の続きがなんとなくあるようで、実際には千変万化する方が自然です。

ですから、私という個人を考える意味でも、平時にのみ強い何か一つの強みだけに頼っているのは、短期的には良くても、長期的には実は脆いのではないでしょうか、という立場で考えます。和の体育はそういう発想で身体のことを考えます。

同様に社会というものを見る場合でも、例えば「効率よく短期間にお金を手元に大量に集めた人が圧倒的に偉い」みたいな一つの物差しで突き進むのは脆い。何か状況が変わった時には対応できない。一見無駄と思えるようなものも、抱え込んでいる方が長い目で見た時には全体の生存戦略として有利だと考えます。

もともとは「身体が部分に頼ったありようは、短期的かつ特定の分野であればいいように見えるが、死ぬまで生きることを考えれば、全体全身が寄ってたかって助け合い、どこががんばっているのか分からないような身体の方がいい」という身体観があります。

そういうことがもろもろの角度で確認できてきたので、そういう身体を持った人間が作っている社会も、全体が寄ってたかって助け合っており、だれが助けているのか助けられているのか分からないぐらいの社会の方が長期的には強い、ということになろうかと思います。

ということを考えてきたからそうなったというわけでなく、結果的ななりゆきですが

〇進化体操
〇LPCくらげ体操
〇マイクロストレッチ
〇皮下チューニング
〇小さい温法
〇チューニングするテーピング
〇視野制限トレーニング
〇身につけるものトレーニング(脇王とか)
〇Nトレ(意識と位置の補正トレーニング)
〇とろける整体
〇受け手参加型とろける整体
〇特性に合わせた左右別トレーニング
〇渦と軸の体育理論
〇体運動の階層構造

という具合に、いい線まで行ってある程度は実用化できるけれども、未完成の研究が山のようにあります。一つことに頼ることは良くないのですが、ここまで手を広げすぎるのも考え物です。

広げようとして広げたわけではなく、生まれてきてしまったものです。きちんと完成させることは、生きている間に終わりそうもありません。ただ映像や文字に残しておけば、次の世代で生かしてくれる方もあるかもしれません。

ということで、私が現役でバリバリとやれるのも暫定的にあと10年ぐらいかなと考えております。それだって何があってどうなるか分かりません。興味のある方は、これからいろいろインターネットなどを使って発信していきますので、寄ってたかって研究推進をお手伝いいただければありがたい、というのを本日の結びとさせていただきます。

と、書いたところでなんですが、昨日書いたメンタリストDaiGoさんの「ホームレスなんかいらない」的発言は、もうすでに批判の嵐になっていますから、そこそのものは書きません。

ただ私が気になっているのは、「僕の払った税金を生活保護に使ってほしくない」的なことを言っている部分です。

おそらくその背景にある「国やお金に対する考え」というものは、生活整体的なそれとは正反対にある「誤解」が横たわっていると思います。次回はそこを書きます。

世の中の常識とは違いますが、平たく考えればこちらの方を採用した方が世の中がうまく回ります。人が自発的に活発に動いていくことを促進する政策が正しくないはずがないのです。


生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝

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