全体性を回復する整体
生活整体 野口晴哉に学ぶ
【 全体性を回復する整体 】
「今日のブログの内容の元になっている動画」は本文末に貼り付けますのでぜひご覧ください。
実際にこの動画を撮ったのはもう2週間くらい前です。改めてその動画の中でしゃべったことを文字起こししたものを読んでみました。
自分の言いたいことが、その後の2週間ではるかにまとまってきているので、解説そのものはこのブログがいいです。
動画の方は割とリアルな実技説明の形になっていて、ブログに書いていることを実際にやるとどうかというのは分かりやすいものになっています。
そちらのほうもぜひご覧ください。
動画では、例えば仰向けになって伸ばした足を片足ずつ持ち上げるような例を紹介しています。
ただ持ち上げるととても足が重い。ところが足先やお腹にある全体性回復点、全動点に触れると、力んだ感じはないのにすいすいと足が軽く上がるようになります。
つながりが良くなるという表現をすると受けている方は納得されます。
ここが大事なところなのですが、そこで初めてふだんの自分の身体がばらけているんだ、分裂しているんだということを知ることができます。
皆さんにお伝えしたいことを繰り返し強調します。
人間はその人が一つにまとまって、全体性が回復して、より統一体に近づいて、現代人のばらけた身体ではなく、動物のようなしなやかなまとまりのある身体に戻れるようなスイッチがついているんだということです。ボタンがついているんだということです。
そして、野口整体で明らかになったように、そこに自然に手が止まるようにもできているということです。
初めからできるとは限りませんが、できる人と一緒に何回か経験体験すれば「あーこの感覚がそれですか」ということは理解していけると思います。
人は何かあると悩み苦しんだり葛藤があったりします。でもよく考えると、そういった悩みや葛藤は、あるべきところに戻ろうとするのに戻れていない時に起こるという面がないでしょうか。
つまり、悩みや苦しみというようなメンタル的なものでも、戻ろうとするからこそ痛みを伴うという考え方です。
でも葛藤とか悩みというのは結構漠然としています。存在はしますが、物としての実態はありません。
ところが身体が全体性を回復するためのスイッチは皮膚の上に、点としてスポットとして感じ取れます。触れることができます。
メンタルの葛藤は、形のない分対処が難しいのですが、身体が全体性を回復したいとして出てくる葛藤は、その「戻せます」スイッチに触れることで、結構短時間に緩和、いい状態への後戻りが可能なのです。
「生活整体」と「和の体育」研究家
触覚の体育・進化体操
津田啓史 拝
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