コロナウイルスについてその1
3月6日現在の、コロナウイルスについての私見をお伝えします。
どちらかというと「無視していいとは言いませんが、角度の違う情報を入れて余分に恐れるのはやめませんか」という内容です。
高齢者や持病のある方が何かに感染したら、そうでない人よりもはるかに危険であるというのは、別に新型コロナでなくても同じです。だから、高齢者や持病を持った方にうつす可能性のある方が気を付けるということは、コロナ関係なしに大事なことなのだと思います。だから、個別には警戒しないといけない方は当然おられると思います。その点を軽んじているわけではないことをご理解ください。
まず現時点で明らかになっているのは、新型コロナは「感染した人のうち、半分は感染していることに気づかないほど症状がない」ぐらい軽い。あとの3割が「風邪程度」残り二割以下が重症です。新型肺炎と言ってますが、肺炎になる人は2割以下です。8割の人が肺炎にならないのに、新型肺炎っていうのはおかしくないですか?だからこの文章は新型コロナと書きます。
感染者が毎日増えて、該当する県の知事さんがそのたびに記者会見してます。だから、ものすごい感染者が蔓延しているような印象を受けてしまいます。
実際問題どうなのでしょう?
さてみなさんご存知の季節性インフルエンザ。かかると働き盛りの年代の人でも起き上がれないぐらいしんどい。かかった人は圧倒的に寝込む。きつい症状が出る割合ではコロナの比ではなさそうです。(肺炎になる人は少ないんでしょうけど)
そのインフルエンザに、毎年どれぐらいの方がかかるかご存知でしょうか?
調べました。1000万人前後です。平均すると1000万人超えます。過去5年ぐらいで少ない年でも900万人、多いシーズンだと1400万人近くかかっていす。爆発的な流行は冬の4か月ぐらいでしょう。一か月に200万人ぐらいかからないとなかなか1000万にはとどきません。そうすると、ピーク時には一週間に50万人ぐらいの感染者が必要です。
高齢者や持病のある方が感染したら命取りになる方が多いのは、コロナもインフルエンザも同じでしょう。この文章を最初に書いた新大阪健康道場のメルマガの大半の読者の方なら、コロナに感染しても二人に一人はかかったことにも気づかない程度で終わる可能性が高いぐらいかもしれません。インフルエンザに罹った方がよほど重症化する可能性のある人の方が圧倒的に多い。
そして、毎年冬場の4か月にインフルエンザに1000万人も感染していても、(多かった年には1400万人!)日本という国はこれまでちゃんとそれなりに回ってきています。個別に見れば学級閉鎖になった小学校が春休みに授業することになったり、高齢者施設で何名もの方が亡くなられてその施設では大騒ぎになったりなどあるとは思いますが、全体を止めなければならないほどのダメージはないのです。毎年。
インフルエンザの方が結果と実績?があります。症状の重さと感染者の多さを掛け算すればコロナと比べてもよほど気を付けなくてはいけない恐怖の伝染病です。でもみなさん「インフルエンザにかかったらやっかいだな」とは思ってもそこまで極端に恐れていますか?
新型コロナの国内感染者数は、すでに治った人も含めて1000人です。日本人10万人につき1人です。現状ではよく言う「10万人に1人の奇病」レベルです。甲子園球場をふたつ満員にして、そこに1人しか感染者がいないのです。それぐらいかかる可能性が低い状態です。
もちろん、現状では検査をあまりしてくれないので隠れコロナはいるでしょう。検査漏れが10倍だとしても1万人です。それでも1万人に1人です。日本武道館で10000人のコンサートに行って、感染者が1人いるかどうか、という割合です。だからあなたが10人程度の集まりにでかけて、コロナウイルス感染者がいる確率は算数で考えてもほとんどゼロということです。(何も気を付けないでいいという意味ではありません。確率の話です)
なおかつ、少しでも風邪気味かなという人は自宅にとどまる。新大阪健康道場なら入室前に手の消毒してもらってますし、換気にも気を付けています。つばがかかるような形式をとらないなどを組み合わせればさらに感染の確率は下がります。
まずは第一回目、10万人に1人しか感染者がいない状況に大騒ぎして、10人に一人がかかっているインフルエンザを気にかけないのはおかしいでしょう、というお話でした。