コロナウイルスについてその2

※ここに書かれている致死率関係の数字は、掲載時以後にどんどん変わっているのですが、訂正すると文章がつながらなくなるので、訂正せずそのまま載せています。

 

新型コロナで生命を失う確率はどの程度でしょうか?致死率というやつです。

 

中国国内では2%です。100人に2人です。ところが、中国以外の地域ではこれが0.5%まで下がります。200人に1人です。中国の初期は重症の人ばかりカウントしていたらしく、ものすごく致死率が高かった。その印象のまま未知の恐怖のウイルスというイメージで進んでしまったような気がしますね。

 

日本は今現在感染者360人に対して、死者6名です。1.6です。クルーズ船は感染者700人ほどで6名なので0.9です。インフルエンザは1000万人感染して、死者は1万人いかないので致死率0.1%でした。致死率に関してはインフルエンザよりは高いですね。ですが感染した人のほとんどは助かる病気だということです。そしてお亡くなりになる方は高齢者の方が圧倒的に多い。

 

繰り返しますが、冬場のインフルエンザだと毎週30万人とか50万人が感染していて、シーズンで3000人とか4000人とかが亡くなられています。インフルエンザの感染者の増加とか死者の発生を今のコロナのトーンで報道されたらもうこの世の終わりのように感じてしまうのではないですか。あなたが知らなくても、毎年1000万が感染して3000人とか4000人がインフルエンザで亡くなってきたのです。毎週200人前後がインフルエンザで亡くなられているわけですから。

 

ちなみに日本の三倍の人口のアメリカでは、今シーズン(2019年~2020年)すでに12000人以上の方がインフルエンザで亡くなられています。さらに2017年~2018年の冬は大流行61000人の死者が出たそうです。一国で60000人もなくなるインフルエンザは騒がないで、コロナだけ大騒ぎする。「アメリカ人を日本に入れるなー」と言わないのは何でなんでしょうか。世界中合わせて新型コロナの死者数が3300人。アメリカだけでインフルエンザの死者12000人以上。みなさんはどう感じますか?

 

日本の人口を四捨五入して単純化すると、人口はざくっと一億。0歳から100歳ぐらいまでの人がいるので、10歳刻みで区切れば、各年代ざくっと無理やり100万人前後(実際は違いますが)で構成されているということになります。そして毎年100万人ほど生まれて100万人ほど死んでいく国です。大雑把にそう理解しておいてください。

 

次に肺炎です。普通の肺炎といいますか肺炎一般のお話です。高齢の俳優さんなんかが病気で入院されて最後に肺炎になって亡くなられたなんてニュースはよく聞きます。では昨年日本では、肺炎でどれぐらいの方が亡くなられたのでしょうか?

 

はい、94654人です。ざくっと10万人です。癌とか、脳卒中とか、心臓疾患などに続いて死因の5位に入っています。日本で亡くなる方の10人に一人が肺炎ということですね。割り算すると毎日260人の方が肺炎で亡くなられています。コロナウイルスに感染した人だけが肺炎になるわけではないのです。高齢で持病があるような方は何に感染しても?最終的に肺炎になって生命を失う確率はものすごく高いということです。

 

コロナウイルスの被害だけをフォーカスしてたら恐ろしくなります。というので、インフルエンザや肺炎の数字を拾って比較してみました。そしたら、現時点では世界中のコロナの感染者をかき集めても(94000人)、日本一国のインフルエンザにも届かないというレベルだとわかります。

 

感染者が一週間で20人増えた40人増えたと大騒ぎしていますが、一方でインフルエンザは週に40万人とか50万人とか感染しているということです。素人の私が少し調べればこれぐらいのことは分かりますから、コロナウイルスというのは、現状明らかになっている情報を集めた限りでは「お年寄りや身体が弱っている人が感染したら、肺炎になる可能性がそこそこあるちょっとタチの悪い風邪」がほんのちょっと流行っているとうのが実情に近いのではと思います。

 

みなさんがコロナに気を付けたからか、暖冬の影響か、今年のインフルエンザはコロナが問題になったころからどんどん感染者が下がり、過去5年で断トツに少なくなっています。みなさんのコロナ予防行為はそのままインフルエンザ予防行為になりますからね。それでも週に20万人以上の感染ですが。