ストレスを減らそう ほほ骨の皮下チューニングで美顔にも! 皮下チューその3
今日は皮下チューニングで気分を変える方法を覚えてください。
「人は悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのである」という人の本質をついた言葉があります。メンタルというものは、メンタル単独で存在するものではありません。かならず「姿勢」「部分の緊張や弛緩」「視線の固定や距離」「呼吸の深浅や長短」などの「広い意味での体運動」と密接にかかわります。
閉塞感あふれる昨今で、無理に笑おうといってもそこにすでに「無理」がくっついています。だったら笑うという「体の部分運動」をしやすく整えることで、笑いやすく、ひいては気分を少し変えられる方向に誘導しましょうというのが今日の提案です。
感情の動きと表情というものは密接ですね。みなさん人の顔を見て楽しそうだとか不機嫌だとか判断します。そしてもう一つ、感情というものは消化器という臓器ととても関連が深い。うれしいといっては食べ、ショックなことがあると食べられなくなります。心配事が下痢に化けたりもします。
【内臓筋と骨格筋】
いわゆる筋肉というものは、一般的には骨格筋を指します。骨格筋は関節をまたいで腱でつながれた筋肉ですね。代表的なのが力こぶ。つまり伸び縮みして関節を動かしたり、逆に姿勢を固定したりする働きをになっています。
ところが筋肉にはもう一つあって、内臓筋と呼ばれます。これは関節と関係なくぐにゅぐにゅとその場で動ける筋肉です。心臓が拍動し、胃袋がうごき、腸がうごめいています。ちなみにステーキは骨格筋で、ホルモン焼きは内臓筋です。(笑)
で、顔の筋肉は表情筋と言いますが、これは表面にあるのに内臓筋なのです。あごの開け閉めの筋肉は骨格筋ですがが、顔の表情を作っている大半の筋肉は内臓筋なのですね。腸~胃袋~食道~口腔とつながっている消化管が、逆に皮膚表面側にはみ出しているのが表情筋だと表現する学者さんもいます。
顔は感情の動きで活発に動いたり、怒りで過緊張したり、ショックで動かなくなったりします。つまり顔にはみ出した胃袋が固まったり、停止したりするということなのです。
胃袋を取り出してマッサージすることはできませんが、表情筋をケアして好調なメンタルの時の運動を出しやすくすることで、間接的に感情のケアをしようというのが今回の方法です。
ようするに笑顔にしやすくする。ほほ、ほほ骨の上など笑顔をつくる表情筋に皮下チューケアを加えて、気分を変えていきましょう。すると、表情が明るくなるし、リフトアップ的な美顔効果も期待できます。
実際のやり方は動画でどうぞ。
「皮下チューニング1 首肩編」
「皮下チューニング2 目の疲れ編」も参考にしてください。