「立つ」はすべての基本 立ち方が激変 すねとふくらはぎ 皮下チューニングその7

前回の皮下チューニング動画6で、足指・足首・膝という「関節」の作用のお話をしました。隣り合った関節まで影響がいくというのは不思議なようで納得ですね。

 

今日は関節と関節の間の「骨」の作用を試してみましょう。
でもその前に今の立ち方の感触、そして首肩を動かして今の状態をぜひ覚えておいてください。


皮下チューニング7動画はこちら
 (この文末にも動画リンクは貼り付けてあります)
 

みなさん名古屋名物、手羽先というのがありますよね。食べ終わると細い骨が二本残ります。

あれは人でいえば腕の肘から先の構造と同じです。四肢は同じ構造ですから、膝から下も手羽先のように二本の骨でできています。ちなみにクリスマスに食べる骨付きチキンは股関節から膝までの部分です。鶏ももですね。

というので膝から下という「すね」の部分に注目してみます。膝から出ている2本の骨はそれぞれ足の「前の内側」「後の外側」を分担して支えています。その骨の末端がくるぶし。足首の両側に丸くもりあがっています。あれがすねの2本の骨の下端です。

前のすねの骨の方が二回りぐらい太いです。ということは前進して負荷がかかる時のメインの柱はこちらということになります。ということはふくらはぎの後ろ外側の骨は「バランスをとる」「方向転換を容易にする」「後重心を支える」といった「サブ的」「幅を広げる」働きをになっていることになります。

 

すねの骨(脛骨)の皮下チューニング/進める立ち方
皮膚を動かす方向は骨を横切る方向がいいようです。足首~膝の上下の方向だとあまり皮膚がうごかず快適感に欠けるようです。もちろん個々人の身体でその使い方は少しずつ違いますから「縦=上下方向」に快適感を感じる人はそれで結構です。

次に順番ですが、私は膝側から足首に向かって少しずつ場所をずらしていく方向が気に入っています。

この順番だと終わった後に立ち方の感触の変化を比べてみると、足の裏にかけた体重は親指の根元に乗り、その反射が骨盤(腸骨の前=下腹の横をはさんでいる骨)あたりまで跳ね返ってきます。骨のバランスできちんと立てているなと感じます。

逆に足首側から膝に向かってやると、立った時には「立ち方に膝が効いているな」というものになります。膝に違和感や故障を持っている人はこちらの方がいいかもしれません。

 

ふくらはぎの骨(腓骨)の皮下チューニング
腓骨というのはふくらはぎの外側に探すとあります。膝から足首に向かって皮下チューニングしていくと、立った時に身体がかかとにちゃんと乗っているなという感じがすごく増します。首や肩の力が抜けて楽に立てる感じです。

一方で足首(外くるぶし)からひざ下に向かって皮下チューニングをすると、立った時に「膝の力みが抜けて柔軟に対応できる感じ」になります。これもどちらがいいというよりも今のあなたにどちらが快適か、必要かという視点で判断してください。

終わったらぜひ確かめてほしいのが、首や肩が遠隔操作でほぐれていないかなのです。身体の中心というのは東洋医学的には下腹の丹田。解剖学的には上半身と下半身のつなぎ目の仙腸関節。高さで見れば同じあたりです。

その中心からの位置関係でいえば膝~足首というエリアは、首肩と似ているのですね。その先には頭しか残っていない、足先しか残っていないという部位です。そういう中心から見た割合が同じ部位同士どうもバランスを取り合っているようなのです。うまくやれば足を操作して立ち方が良くなって、首肩の余分な緊張を取ることができる。

身体はワンチームです。一か所の改善が全身に波及します。

 

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