コロナ対策への希望が持てるか 3つのコロナ その2

【コロナ対策への希望が持てるか 3つのコロナ その2】

欧米は日本に比べて中国からの渡航制限が早かったです。そのために、渡航制限までに実は流行していたと考えられる「へたれなS型」はすでに流入していましたがK型感染者はあまり入ってこれなかった。K型に感染していると最強のG型の免疫も獲得できたのにそれが少ない。

 

そしてここにすごい皮肉な現象が起こります。

 

S型に感染して抗体を持っていても、強毒で感染力の強いG型の感染を防ぐことはできません。さらに悲しいことに、「抗体依存性免疫増強(AED)」という現象を起こします。これはS型の免疫細胞をG型ウイルスが利用して、爆発的にウイルスが細胞に感染を広げていく現象のことです。これが起こると血中のウイルスが細胞にどんどん入り込んでいっときは見かけ上はウイルス数が少なくなり、症状も小康状態になります。水面下では増加しているのであるときをさかいに、突然重篤になります。まことにたちが悪いです。

 

重症化の理由として以前に説明した「サイトカインストーム」だけではなかったということですね。

 

引用元の研究では、抗体依存性免疫増強が重症化のメカニズムだとすれば、逆に重症化を防ぐ特効薬の開発や予防策がとれるようになる可能性に触れています。ありがたい話です。

 

以上の論文から、もう全く偶然ですが中国からの渡航を制限するのが日本が「遅れた」おかげで軽症で済むK型コロナをまん延させて半分強の人が免疫を持っているおかげで、欧米に比べて軽症で済んでいるということになります。

 

このあとは私見です。

 

日本の民度が高い()とか、清潔好きだとか、お箸を使うとか、キスハグしないとか、マスク人口がもともと多いとか、BCGを打ったからだとか、それぞれに貢献はしたのもあるのでしょうけれど、この論文の仮説?が当たっていたらどうでしょうね。

 

いずれにしても、国民のかなりの割合の人が新型コロナに感染しないと集団免疫ができないと思っていました。だからいまのように感染封じ込めという対策を取っていたら、いつまでたっても終わらないということに実は暗澹たる思いを持っていました。

 

だって国内に累計感染者が1万6000人「しか」いないのです。8000万人ぐらいのひとが抗体を持って集団免疫獲得なんて何百年かかるのよ、海外との行き来もできない、国としてどうすんの、と思っていました。

 

しかしながら、K型コロナに感染してG型への免疫も持っている人が半分以上いるという推定値が正しければ希望が持てます。

 

感染病棟で感染者を前に頑張っておられる医療従事者のみなさんにも感謝ですが、こういった背景の研究をされているみなさんにも感謝です。これ以外にも世界中でさまざまな切り口で研究されているのでしょうね。

 

ありがとうございます。

 

※言うまでもないことですが、この研究結果が正しいということを保証する話ではありません。ですがワイドショーのコメンテーターの思いつきの発言よりは、プロが研究して、プロの人の目に触れるように発表されたものですから、少なくともこういう考えに至るデータは調べた集め分析されたということです。

 

最低限「こうやってコロナの解明を進めている人がちゃんといるんですよ」という情報として読まれればいいかと思います。

 

元記事のURLはこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9bf6b7b1fcbeb4e1dd8f1a35dfb838c6ec773e2

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