新型コロナ 大阪の数字を調べてみた

【新型コロナ 大阪の数字を調べてみた】

前回土曜日に書いたことは、PCR検査が4倍に増えていて、今の数字の感じならほんとうは4月ごろの方が今よりもほんとの感染者は多かったんじゃないのということでした。

PCR検査数どんな推移しているのか

8月末現在の大阪の一週間の陽性率(検査した人の中でPCR検査陽性者がいた率)は大阪府5.6%でした。大阪市は9.4%です。府全体では20人検査したら一人は陽性が見つかる。大阪市は10人検査したら一人は見つかるという数字です。この陽性率は5%程度になるだけの検査数は必要だと言われていますので、大阪市はもう少し増やす必要があるというのが現状です。

感染者の多かった4月10日の大阪府の陽性率が分かりました。20%でした。疑わしい人を検査したら、5人に一人は陽性だったという数字です。高すぎますね。検査が間に合っていません。陽性者数は80人でした。8月と比べれば検査数は四分の一程度で、陽性率は4倍前後ですからおおむね一致しますね。4月ごろが400人に満たない検査数だったのを2,000件以上の検査をしていれば、4倍から5倍、300人以上の陽性者が出ていた可能性があるということになり、第一波の時の方が感染者は多かったのではという推論が成り立ちます。

昼間の電車は誰もしゃべりませんし、道行く人も屋外ではマスクは不要だろうと思うのですが、みなさんきちんとマスクをつけています。ただ夜のお酒が飲めるお店を見ると、そこに感染した人がいたらたぶんアウトだろうなという景色がざらに見えるのが今です。顔付き合わせて大声でしゃべって笑っています。

天理大学のラグビー部で全員寮生活のところも広がったし、会社で半分以上の人が感染したところも報道されました。だからすごく感染しやすいのかなという印象を持ちます。

だから無症状でも感染している人がいたら、あっというまに広がっておかしくない状況だなと判断できるのですが、全体で見るとじわじわと減っているというのが事実です。これだけ無警戒な場面もあるのだから、一気に広がってもおかしくないし、実際にある集団に一気に広がっている例もある。にもかかわらずじわじわと減っている。

これはどちらにも転がってもおかしくないな、流行る、流行らない、どちらともいえないな、というのが数字を見た実感です。もっと爆発的に感染者が増えてもおかしくない状況なのに、なぜか爆発しない。伸びたかと思ったら、いつの間にか緩やかに減っていっている、PCR検査を押さえてごまかしているかと言えば、春先よりは増えているのでその度合いは少ない。

もともと夏にインフルエンザが流行らないように、ウイルスは高温多湿だと低温乾燥よりは活発でなくなるらしいので、そういう条件がはたらいているのかもしれません。今は冷房かけていても換気をしているところが多いし。

たしかにインフルエンザが流行るころは、完全に窓は締め切りますね。そう考えると冬は怖いかもしれません。推論ばかりで、結論のない文章になりましたが、ありのままでそういう感想を持ちます。

次回に続きます。

 

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津田啓史 拝