絶妙な海老天とCD売ってくださいのお話

【絶妙な海老天とCD売ってくださいのお話】

【動画】
これがマイクロストレッチ 微動しかしていないのに、背骨はくにゃくにゃ ちなみにモデルは80歳!


これがマイクロストレッチです。よく見ないとわからないぐらいに小さな動きになっていますが、最初からそうなるわけではありません。最初は普通の体操(動的ストレッチ)のように動かしているうちに、骨盤周辺のくにゃくにゃしたクッションの皮膚感覚に集中しているうちに、どんどん力みが抜けて、クッションとちょうど助け合うような強度になったら、動きがどんどん小さくなっていくというものです。

 

●化学物質過敏症

京都三条、定食の食堂の「わたつね」さんの三代目のNさん、深刻な化学物質過敏症になりご縁があって整体をするようになりました。もちろん私が化学物質過敏症が治せるわけではありません。からだ全体を楽にすること、反応がでる際の過剰に反応する椎骨をテーピングで抑制できないか、というあたりで継続して伺っています。

お仕事をあきらめなければいけないというレベルから、治ってはないけれども深刻なダメージは回避できているレベルにはなったということで継続しています。

ということで整体に合わせて「マイクロストレッチ」を取り入れましたらすごく相性が良かった。それであおむけでしっかりやるのは毎日できないけれど、マイクロストレッチをやった感覚=センタリング=周辺の力みが消え、中心で動けるような感覚は分かるので仕事中、厨房でてんぷらを揚げるときなど、ほのかに身体をねじりながらセンタリング感覚でずっと動く。するとかなり身体が楽だというのです。

 

●ある日の海老

きちんと板前修業もした人なので、お蕎麦の出汁などもきちんとこだわりとてもおいしい。私もそこでお客さんが途切れるぐらいの遅めの時間に昼食をとり、途切れたころ合いでお店の座敷で整体をします。

その日注文したのは天ぷらそば。天ぷらそばの御鉢は少し開口部が小さめ。お出汁の海にエビが横たわる形ではなく、御鉢の外にしっぽがはみ出るような盛り付けです。

そしてその日出てきた海老天のそばを前に、私はしばらく見入ってしまいました。なんともその、海老天の位置が絶妙なのです。たとえば伊勢や伊豆に観光に行き、旅館の晩御飯の「伊勢海老が立派」とか、三宮センター街の地下の「あなご丼」のあなごがでかいとか、そういうインスタ映えする見た目のびっくりではないのです。

普通のエビです。ただ、頭の出汁への浸かり具合から、そのてんぷらの勢い、姿勢、伸び具合、はみだし具合が、なんとも「そこしかない、これしかない」という位置に収まっているという感じで、しばらくしげしげとてんぷらを眺めました。ほんとです。話を盛っていません。海老天と薄いかまぼこときざみ葱だけの何の変哲もないエビ天そばのエビが、絶妙に「そこしかないところ」にいることになんとも「いいなー、このエビいいなー」としばらく眺めたのです。

仕事中もセンタリングをしていますという話は、食べ終えて整体をしていた時に聞きました。それでその日の私の天ぷらそばの時もセンタリングしながら揚げていた。そしてNさんもその時「エビが決まった」と思っていたそうなのです。「やはりそうでしたか。私も今日の海老は絶妙だと思っていたのですが、プロからしてもそうなのですね」「そうでした」というようなお話しです。

 

●センタリングと歌

実はNさんはアマチュアのミュージシャンでもあって歌う人です。それでマイクロストレッチ=センタリングを始めてからの週末、「都構想反対!」とか「消費税やめろ」とか「コロナ対策を十分に」みたいなデモというか市民集会みたいなところへ行きました。で望まれてプロテストソングみたいなものを一曲歌いました。

そしたら、そういった政治色を持つ集会で初めてまったくの通りすがりの人から「すごくいい歌でした、CDありませんか、買います」と言われたそうです。マイクロストレッチ=センタリングを始めて声の出が変わったという自覚はありましたが、政治集会で「CDください」にはびっくりしたそうです。

そんなことが出始めているマイクロストレッチです。

日曜日は名古屋(愛西市の勝幡になりました)で10時から、週明け月曜日は東京で10時半から、五時間の講習会があります。お申込みお問合せは下記からどうぞ。

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