大きな目で流れで見よう

例によって、今最前線で感染のリスクを感じながら働いてらっしゃる医療従事者の方々をはじめ、人との接触を断つことのできないお立場で働き社会を支えてらっしゃるみなさんの日々を決して否定するものではありませんので。ただ、ものの見方を変えてみるとどうでしょねという提案です。

医療そのほかには、国が潤沢に予算をつけて、ずっと以前からひっ迫を避けるための対応をすべきだったと思っております。

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アナウンサー口調でお読みください。

「大きな目で流れで見ようニュース」の時間です。

東京で過去最高の800人の新規陽性者が出たため、できるだけ深刻そうに報道した方が視聴率が上がるため、やむなくそういう角度でそこだけに焦点を当ててお送りします。

目を北に転じると北海道は先日までは医療ひっ迫だクラスターだと大騒ぎしておりましたが、実はいつの間にかに下降線に転じ、これは視聴率が稼げないためにこっそり見ないようにしております。

過去の二波を見ても、欧米並みの感染爆発には至らず、一度ピークに達したあとは長くても一カ月半程度の期間で非常に少ない人数まで減っていくということを二度繰り返しておりますが、そこは指摘しないで、一日の感染者の大きさだけに注目が集まるようにしております。

 

続いては海外のニュースです。アメリカの感染状況です。ここ一週間は連日20万人を超える一日の陽性者数が出ています。

日本とは二けた違いますが、そうしてしまうと深刻そうなニュースにならないので、決して比較するようなことは避けています。

日米のグラフを並べて比べると、ほとんど同じもののように見えてしまいますが、これは縦軸の目盛りが全然違うためです。アメリカのグラフに日本の数字を乗せると最底辺をほとんど横一直線に伸びる線になるため、日本の健闘ぶりがあきらかになりますので、テレビではそういうことは言いません。

 

などとニュースふうに語ってみましたが、要するに「日本のみなさんは頑張ってます!」ということが言いたい。

毎年1000万人規模の感染者が出るインフルエンザの状況を調べました。11月16日~22日の一週間で全国で46人でした。ミスプリントではありません。46万人でもありません。46人です。元禄15年の12月14日に吉良邸に討ち入りをした赤穂浪士が47士ですから、赤穂浪士よりも少ない数ですし、AKB48よりは人ふたり少ないだけ。これが厚労省発表の日本全国の統計データです。(発熱しているとコロナ対応ができないクリニックなどで診察を断られた可能性はありそうですが)

これは前年と比較するとわずか0.3%です。昨年なら15000人感染していました。夏以後の累計でも217人ですが、昨年同期間では7万人です。コロナとインフルエンザのウイルス同士の干渉(一つが流行ると別のウイルスの感染は広がりにくくなる)があるという説もありますが、コロナだって陽性者総数でも20万人以下ですから、全国規模でインフルエンザを阻害しているほど蔓延しているとは言えない。(素人の感想です)

ということは日本国民の感染症予防行動はものすごく効果を上げているということになりませんか?IFE47ですよ。 ※(INFLUENZA)

つまり、国や自治体を預かる責任者のみなさん、気を付けろ自粛せよなどと負の面ばかり口にしていますが、日本人の感染予防行為は素晴らしいとたたえてもいいんじゃないですかということが言いたい。(一方で台湾などと比べて学ぶべきは学ぶ必要もあるでしょうが)

この調子で一冬乗り越えれば、例年なら起こるインフルエンザでの死者の3000人を減らせる可能性さえあります(まだ先にならないとわかりませんが)

実行再生産数も11月半ばでは1.5まで増えていました。10人の感染者が15人にうつしているというヤバイ数字です。今は感染者全体の数が増えたので「過去最高」「過去最高」と深刻ぶっていますが(医療現場関係の方にとっては深刻だということは否定しません)、12月16日に実行再生産数は1.1にまた落ちています。10人の感染者が11人にしかうつしていないという伸び率まで落ちています。

和歌山県のように、濃厚接触者の定義をゆるくしてさっさと周囲の人を検査して、陽性者を隔離して広がらないような対策を全国規模で可能にするような形に協力に政府が後押しすれば、1を切れます。1を切れば感染者は減るしかありません。

感染者が増えたら、気が緩んでるとかなんだとかマイナスなことばかり言うんじゃねえよ、と言いたい。「感染爆発が抑えられています!」「国民みなさんの日常の努力の結果です」と言えよ。「インフルエンザが信じられないぐらい減っています。みなさんの日常の努力の結果です!」と言えばいいと思います。そうやってちゃんと評価されてこそ「不自由だけどもうちょっと頑張ろう」と思えます。

そのうえで「実行再生産数、1以下にしようぜ国民チャレンジ」でも提唱すればいい。(もちろん、何カ月も前から医療などに対しての手厚い手当をした上でですけどね)

コロナにかかった議員さんが、「GO TO トラベルを利用したかどうか」というアンケートは無かったと言っていました。だから政府の「GO TOが感染拡大の原因ではない」という根拠は怪しいと言っています。ほんとにちゃんと調べればいいのです。それでやばかったらやばかったで止めればいい。本当に影響が少なかったら続ければいい。

都合の悪い文書は破棄する、隠す、残さない、必要なデータは調べない、そんなことをしているからまともな対策にならないのです。(あー、書いていたら腹が立ってきた、すいません)

今急速に増えている地域の多くが、以前は全然感染者が増えていなかったところです。つまり流行っていなかったところに流行って全国の総数が増えています。大阪や兵庫のように明確に一波二波があって、三波の増え始めが早かった地域は横ばいになっています(東京だけ変に増えてましたが金曜日の数字では減りました)

なので大阪・兵庫は過去の例で見る限りはそろそろ減り始めてくれるのではないかと期待しています。年内が下降線で推移してくれれば正月明けから再開できるのではないかと思っているのですが。

ではまた来週末に。いい数字が出て来年を語れるようになっていたらいいな。

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現在、年内いっぱいは引き続き休業の予定です。グラフの下向きの数字が明確になり、大阪府の重症者病床のひっ迫具合などを加味して、いい傾向なら休業解除の判断をする可能性もあります(この週末現在の数字ではまだ様子見ですね。解除には至らない)

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具体的にどうしようかという指針が、感染の水際対策「百分の一作戦」

●換気してウイルスを薄める 
●最終的に眼鼻口の粘膜にウイルスが付着しないようにする

そして、そこをすり抜けて侵入してきたウイルスに対しては、
鼻からのどにある守衛室と免疫警備員さんたちに活躍してもらうために、質のいい鼻呼吸で免疫機能を十全に働かせる

●鼻うがい
【動画】花粉症軽減も。鼻うがいの実演

 

●あいうべ体操など舌の活性化
【動画】インフルエンザを止めたあいうべ体操

 

●鼻呼吸
【動画】あなたの免疫の仕組みを働かすには脱・口呼吸、鼻呼吸が必須
 裏で支えているのが舌の位置(1)

 

【動画】あなたの免疫の仕組みを働かすには脱・口呼吸、鼻呼吸が必須
 裏で支えているのが舌の位置(2)

というあたりを参考にしてください。まだご覧になっていない方はどうぞ。

 

整体の目的は整体師がいらない世の中をつくることだから
生活整体研究家

津田啓史 拝