笑顔の研究 2
新大阪健康道場は、大阪府の緊急事態宣言を受けて、現在休業中です。もうそろそろ再開できそうだというので、心身の準備をしているところです。
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「笑顔の研究 2」
それで最初に言いますが、今回の考察の根っこにあったのはやっぱりマイクロストレッチですね。マイクロストレッチというのは対外的にわかりやすいようにつけた名前で、本名は「オートマチック・センタリング」と言います。
日本語で言えば「自動運動的中心力強化芯化促進運動」という具合になって、なんか漢字だらけで中国語みたいなので、オートマチックセンタリングです。
微かな微かな力で、無意識に導かれるように動くことで、だんだんと芯や中心を感じ取る度合いが高くなり、芯がしっかりと機能してくるにつれて、中心と末端のつながりみたいなものも育ってくる、そういう体感と日常的に出会うことで、感性と動きが高まってくるということです。
それで念を押したいことは、中心化が進んだ身体というのは、別に特別なものではないですよということです。誰でも赤ちゃんの時は、全身で泣き、笑い、全身で興味津々で、失敗したらどうしよう、笑われたら恥ずかしいななんて、そんなことは一ミリも感じないで、全体が一つになって生きてきたわけです。
そこから成長するにつれて、筋力やら骨格なんかは確かに丈夫に育っただろうけれど、でも一番大切な自分が一つになって生きるというところを、何とか取り戻そうよというのが「マイクロストレッチ」であり「オートマチックセンタリング」だということです。
見栄や気取りや虚勢を張ったりするし、身体の言い分に鈍感になるし。だいたい頭が過剰になりすぎて、身体や身体感覚が鈍くなる、そういう大人になってしまいます。
そういったばらばらなものを取り戻そうよ、というのがマイクロストレッチです。大人の体力と経験はそのままに、癖や力みを取っていったら、もっともっと楽に楽しく生きられるようになるじゃないか、というのがマイクロストレッチの提案です。
それで、ここからは宣伝ですが、ウェブで学べる津田のメソッド的展開の最初に、一般販売用のマイクロストレッチ入門動画やDVDの製作を始めています。仮撮影したものをモニターの人に意見を聞いて修正していく作業に入っていますが、モニターのみなさん、なかなか愛情深くて、とってもたくさんのだめだしを頂きましたので、製作はどんどん遅れていきます(笑)
その分、まあまあいいものができそうなので、できたら買ってください。今月中に発売できるようにするのが目標です。
笑顔というものは、思っている以上に様々な効果があり、改善の効力を持ち、さまざまな場面でのもっとも簡単な整体にすらなるのではないか、という仮説が立ったのも、このマイクロストレッチによる中心化=センタリングというものの体感が育ったおかげだろうな、というお話しです。
というので、次回は「丹田」について。なかなか笑顔にいかないな。
生活整体研究家
津田啓史