企業融資と願望実現テクニックの類似性に気が付いたぞ その3
【企業融資と願望実現テクニックの類似性に気が付いたぞ その3】
経済と言うといかにも「人工的なもの」というイメージを持ってしまいますが、やはりそこは生身の人間が作ったものなので、すごく人体に似ているのですね。だから、その人間が作った生身を離れたものを解析することで、逆に人体、人間のありようを探ろうというようなことを書いています。
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銀行というのが皆さんから預金をたくさん集めて、その集めたお金を企業に貸し出して利子で利益を得ているというのではないということを知ったとき、私はずいぶんと銀行融資というものに関してイメージが変わりました。
銀行が集めた預金の中から事業資金などを借りているという間違った理解の時は、借金するというのはとても重たいものだというイメージを拭い去ることが出来ませんでした。
蛇足かもしれませんが、私今現在借金はせずにやっております。そして、もしかしたらそのことそのものが、私のやろうとしていることの成長速度を遅くしてしまった可能性があるのかもしれないと今になって思います。
話は銀行融資に戻ります。つまり銀行というところは、人様から集めたお金を貸し出しているのではなくて、この人はちゃんと借金を返してくれるということが判断できれば、銀行口座に数字を書き込むだけだと再三申し上げております。
ということは、銀行融資で受け取ったお金というのは、銀行に頭を下げて貸してもらったおかげなのではなく(いや実際はそういうものでしょうけど)見方を変えると「私が将来成功して手にするだろうお金を、銀行融資という仕組みを使って、時間を先取りして今すでに成功したものとして受け取っているというものだったんだ」というイメージが鮮明に浮かんできたのです。
だから借金の返済というストーリーは、借金を返していくという行動にも捉えることができますが、先に金銭面で成功した結果を先取りしてしまい、その後の行動で「未来の成功」に実際の行動の帳尻を合わせていくという行為だったんだなと思ったわけです。
そうすると、これは願望実現のイメージトレーニングとまったく同じです。違うのはイメージトレーニングの場合は、成功したり目標を実現した「実感」をいかにリアルに感じることができるかで、その成功確率が高まるわけですが、銀行融資の場合はそのリアルさを「お金という実態のある物」で目の前(もしくは通帳に打ち込まれた数字)にすることで、さらにそのリアルさを高めているんだという構造だったということがわかりました。
そしてその先のストーリーも、イメージトレーニングと全く同じ2つのルートがあります。
イメージトレーニングの場合に、成功したイメージを実感した結果、既に成功したものと勘違いしてその後の地道な必要なことの積み重ねを実行しなかったら結局成功しないわけです。
つまり銀行融資で口座残高が増えるとか、そのお金を引き出して目の前に札束を積むということをして、すでに成功したものと勘違いをしてそれを無計画に散財して使ってしまったら、ただ借金を抱えた人になるだけです。ということは、、、(つづく)
生活整体研究家
進化体操と和の体育
津田啓史 拝