反省するとはどういうことか 3

【反省するとはどういうことか 3】

こんにちは。生活整体研究家の津田啓史です。昨日の続きを書かせていただきます。今回の「反省」の話は、物事を両極両方取り入れて試してみようという「和の体育」の「陰陽の考え方」の実践・研究です。

政府批判をする内容そのものに、理不尽な言いがかりのようなものはないと思います。ただし私が気になるのは、その作業をすると自分が不快になるという現象です。

もう一つ言えば、一連のコロナ対策に対してある意味過剰に腹が立つという現象が起こっているという分析です。おかしいことをおかしいと指摘すること自体は別におかしいことではないにもかかわらず、その後に過剰に不快な気分が残るというのは、やはりおかしいぞと思っているということです。

変則的ワードになるのが二つ前の段落で書いた「過剰に腹が立つ」というところで書いた「過剰」という部分です。

「過剰」、すなわち「余分」ということです。

過剰に余分に腹が立つということは、私に備わっているセンサーが政府のコロナ対策に関して過剰に反応しているということになります。

整体というのは、生命現象の促進・生命を全うさせるための技術です。自分が快適に生き延びるために必要なことをやれば気持ちが良く、そうでない場合は気持ちが悪い、しっくりこないという感覚がその大元をなしていると考えています。

社会がまっとうになるようにと考えて組み立てた政府批判が、自分にとって気持ちが悪いということは、これは政府の問題ではなく、そこに私自身の問題が被っているという具合に分析が進みました。

何が言いたいかというと、私が余分に腹が立つ場合のかなり多いケースとして、自分の欠点、自分がうまくやれないことを目の前で他人にされると、その他人に対してめちゃめちゃ腹が立つということが非常に多いということを思い出したわけです。

つまり、自分では見ないように見ないようにしているのですが、どこかで自分の欠点、至らない部分、やりきれていない部分も知っているのです。つまり、意識の少し下の方ではそれをなんとかしなくちゃと延々感じ続けながら、それが改善されないという事態もまた認識しているということです。

ということで、安倍政権から菅政権に引き継がれたコロナ対策の数々をやたら腹が立つ部分も整理して眺めれば、それを反転させるとそのまま自分自身への不満になるのではないかと考えたわけです。

それでは、私は一体何に腹を立てているのでしょう。

いきなり学校を休講にしたり、いきなりスケスケのマスクを配ったり、検査する数が全然増えなかったり、最前線に立つ医療に対しての支援が見えなかったり。

すごく平たく言えば「何をいつまでにどういう方法を使って実現しようとしているのか」分からない。

専門家の知見を総合的に判断して、こういう見通しを持つからこういう方法を実行する。それがうまくいっているかどうかというのは、これとこれを指標にして検証し追跡する。

うまくいった場合はこうする、うまくいかない場合はこういうケースが想定される。その場合にはこういう方法に切り替えて対処していく。

上に書いたこと自体がちょっと漠然としてるので、読んでいてもストレスを感じるかもしれませんが。例えば「ワクチンが決め手なのだ」という判断をされたのなら、それはそれで理解できるが、ワクチンが決め手だというのは何がどうなるからワクチンを決め手として採用しているのだという説明をしないから、この馬鹿野郎というふうに感じているということです。

デルタ株以前の状態であれば、重症化と死亡者の圧倒的多数を高齢者が占めていたから、ワクチン接種をすることで高齢者の感染と重症化を減らすことで大幅に死亡率を減らすことができれば、新型コロナというものの怖さを相対的に低下させることができる、というような説明を求めているのに、それをど真ん中で説明しないので腹が立つというようなお話です。

見通しも明確にしないまま、アバウトにやって、成り行きとなし崩しで国を預かるんじゃねーよというような憤りなわけです。

ところが何を長々と書いているかというと、政府批判を書こうとしているわけではなく、政府に対する不満そのものが自分に対する不満ではないかという分析を進めているわけです。そうすると一つ上の段落が自分が自分に対して思っている不満だということになってしまいました。

つまり

見通しも明確にしないまま、アバウトにやって、成り行きとなし崩しで仕事したつもりになってるんじゃねーよ

という不満が自分自身にあり、それを数万倍に増幅した規模で生活の心配なく税金で食っている奴らがのほほんとそれをしていると思うから多分余計に余分に過剰に腹が立つのです。(つづく)


生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝

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