反省するとはどういうことか 2

【反省するとはどういうことか 2】

こんにちは。生活整体研究家の津田啓史です。昨日の続きを書かせていただきます。今回の「反省」の話は、物事を両極両方取り入れて試してみようという「和の体育」の「陰陽の考え方」の実践・研究です。

「反省する」というのは、どういう意味なのかヤフって(ググってではない)調べてみました。

【反省】
①一般的には、振り返ったあとそれについて何らかの評価を下すこと。
②あるいは自分の行動や言動の良くなかった点を意識しそれを改めようと心がけること。 あるいは自己の心理状態を振り返り意識されたものにすること。
③中心的な考えである自分の過ちを認めることと改善を誓約する意味、文化。

クラブの顧問の先生や親に「反省しろ」と言われるケースというのは、この③

「中心的な考えである自分の過ちを認めることと改善を誓約する意味、文化」のあたりが該当しそうですが、ほとんどの場合「その場を収める目的」に使われて、反省することを求められている当事者が、本当に何かを改善した状態に至るところまでを追いかけていないと思うのです。

①の「振り返ったときにそれについて何らかの評価を下すこと、あるいは自分の行動や言動の良くなかった点を意識してそれを改めようと心がけること」という言葉を具体的に実際に行動する、というところまでが反省するということになると思うのです。

今回私は「これを機会に本当に反省してみよう」と思ったわけです。「省みて反対にしてみよう」というわけです。

ことの起こりは何かと言えば、過去一年以上の政府のコロナ対策についておかしいんじゃないかということを書いた結果として、自分自身が気分が悪くなるということが何かおかしいんじゃないかということが前提です。

ここで生活整体のベースになる「和の体育」の身体のとらえ方を説明します。

身体の使い方を良くするという場面で、良い使い方を「意識する」ことによって良い使い方になるというのが無意識の前提として置かれているように思います。

そこにあるのは「意識が身体を動かしている」という前提で、脳科学のメカニズムから言うとこれは実は間違っています。人間というのは意識的にやっているという自覚のあることさえ、実は無意識にやっていて、後から意識的にやったという記憶をとっさに脳の中に作り出してバランスをとっている、ということがすでに実験で明らかになっています。

この実験結果が何よりも絶対的に例外なく優先すると考えているわけではありませんが、「意識的に練習すればいい」という前提を一度外したほうがいいんじゃないかという立ち位置をとっています。

人間が「意識的に行動していない場合がほとんどだ」という前提で、人間の行動や動作をどうやって目的にかなったものにするかということを考えていきます。

人間に限らずあらゆる生き物は、自分に備わっているセンサー、感覚器から入ってくる情報に対応して行動を反射的に引き出しているというのが大元にある仕組みだということから考えていきます。

ということは、一つの仮説として「動かし方の工夫」をする前に、「情報の取り方の工夫」というような方法があっても良いのではないかと考えて色々と研究しています。

例えば夜行性の動物の中には、赤外線が見えるという特性の目を持った動物がいます。すると赤外線は熱のあるところに発生しますから、暗闇で獲物がいるとその体温が暖かく光って見える。だからその動物は、獲物の赤外線を通して見える映像に対して狩りをするという行動を引き出します。でも人間は赤外線は見えませんから、暗闇に放り出されれば「身動きできない」という行動を選ばざるを得ません。

自分の持っているセンサーの特性に従って、行動が引き出されるということです。

今、政府批判をすると自分が嫌な気分になるということを「反省」(省みてひっくり返して考えてみる)しています。(つづく)


生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝

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