具体的なこと 実態のあることしか改善できません

生活整体 野口晴哉に学ぶ

【 具体的なこと 実態のあることしか改善できません 】

だいたい私はあいまいで漠然とした言葉でお茶を濁されるのが大っ嫌いです。

「『頑張る』という単語は使いたくない」などと書いておりますが、ただし、もともとは頑張りたい青少年だったんですよ。

でも、組織を離れて一人で活動するようになると、自分が世間のはやりすたりとはずいぶんずれた感覚で、でも自分が納得のいくことしかできなくて、その割に怠けもので、必要なことが必要なだけ準備できない。

今年こそ今年こそと思いながら、だらだらとした年月を送ります。

それこそ「頑張って」一気呵成に挽回したいとずっと思っていました。でも、そんな万能の薬のようないいものはない。(もともと薬は飲まないし)

60歳になって、その前からコロナになって、やっと毎日やることを徹底的に具体的にして、精神論を排して、じわじわじわじわと毎日少しずつの改善を積み重ねていけるようになりました。

だからこそ「頑張る」なんていう言葉もできるだけ避けたい。「しっかりやる」とか「きちんとする」というのも使いたくありません。具体性に欠けるからです。漠然としてます。

威勢はいいけれども中身がありません。そんな言葉を使っても、私が停滞しているときの私の行動そのものは一ミリも前進しませんでした。

若い時はそんな感じでもいいと思います。何をどうしたらいいか見えていませんから。やみくもに突き進む時期は必要でしょう。

ただ、整体の道に入ってから、それこそ自分には「頑張る才能はない」ということの見極めがついてきたら余計に避けるようになりました。どんなことでも具体的にしないと上達もしないし、改善もできません。

だから、私に手を当てて「宇宙エネルギーであなたの魂を浄化しました」などと言わない方がいいですからね。

「宇宙エネルギー」「魂」「浄化」などのすべての単語の定義から尋問されることになります。

さらに何がどうなることをもって浄化というのかなど、作用から効果の検証方法まで逐一突っ込みまくられますからね。やめた方がいいです。

いえ、何も見えないエネルギーの存在とかを否定していて、すべては物理現象として説明がつくなんて思ってはおりません。この人は私には見えないものが嘘でなく感じ取れているんだなという、より本格的な知り合いも複数います。

だいたい野口先生だって霊が見えたし払うこともできたそうです。

見えない世界の存在は信じている方ではないかと思います。だからこそ、いい加減な思い込みの世界やら、別な言葉で十分に説明可能な現象に宇宙とか魂とか愛とか出して来たら、邪魔だからどけろと思います。

分かるものは徹底的に解析していって、それでも残るものだけ「分からないもの」として尊重すればいいと思っています。

手が自然に止まるところというのは、具体的に何をどうしていくところなのか、ということを見つけた経緯を次回さらにお話していきます。


「生活整体」と「和の体育」研究家
触覚の体育・進化体操

津田啓史 拝

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