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野口整体を一般向けの著作で広く紹介された故・岡島瑞徳先生が書かれていた「コンプレックスの軽減の仕方」というのがありました。口の両端に指を引っかけて口を大きく広げるという、そういう方法です。
さて、その効果自体は別に検証したわけではありませんが「ありえるな」という感覚はあります。
口を大きく広げるとコンプレックスが抜けるかどうかは確かめられなくても、だったら口を余分に縮こめたらどうなるか、ということは実験できます。そういう方法を使って、それなりに効果を確かめていきます。
口を、広角を広げてあげるのとは逆方向のくちびるが小さく縮まる方向に向けていきます。そうやって身体の力を抜いてどんな方向に身体が反射していくかということを観察します。そうすると首が下向きにうなだれてきて、顔の前側に重苦しい気が集まってきます。
コンプレックスが増幅するかどうかは分かりませんが、なにかとじこもって「何ともかかわりたくない」という心身の状況になるのは確かです。
さて口を広げるという整体ですが、実際にやってみるといきなりやると唇が割れて血が出そうになりました(笑)ゆっくりとじんわりとやらないと副作用(笑)が出そうです。
【口の上から歯茎の皮下チュー】
そこで皮下チューとの組み合わせを思いつきました。口をいきなり広げようとすると無理があるから、くちびるの周りの皮下チューニングをしてみました。するとそこは、口の中でいえば歯茎のあるところなのです。
私が利用している「できるだけ抜かない、ほとんど削らないで歯を残そう」というポリシーの歯医者さん。定期的に通うと衛生士さんが歯茎をマッサージしてくれます。でもよく考えたら、口の中に指を突っ込んでマッサージしなくても、唇の周りの歯茎を皮下チューすると、同時に歯茎のマッサージになることにも気づきました。
30秒もやっているとどんどん唾液が分泌してきます。これは天然の口の中の洗浄液です。
引き籠りがちな日々が続きますし、感染が怖いから歯医者さんにも行きづらい。(歯医者さんの方も怖いでしょうね)間接的な口内ケアになりますね。
くちびるの上側(上の歯茎の上に当たる)を皮下チューすると、あごの噛む方向が強くなる反射が出ました。くちびるの下側(舌の歯茎の上に当たる)を皮下チューすると、顎関節がゆるんで口が開く方の反射がでます。
くちびるはしっかりと閉じても、口の中は歯と歯の隙間が空いていて口中空間が広いのがいい口なのです。口の開きを促進しますから、顎関節症の方などは気長に続けられると良さそうです。改善した方がおられたらぜひ教えてください。
そうやってから、コンプレックスの調整操法を試みてみました。
指は小指が使いやすい。口角の内側に小指を引っかけてゆっくりと引っ張ってみました。引っ張ってから上向きに角度を取ると口の形が笑顔になり、いい感じです。知らずに下向きに引っ張るとあまりいい感じはしません。
上向きに引っ張り徐々に力を加えていくと15秒ぐらいで胸が開く、腰が入るというような身体反射が出てきました。(このあたりは一般の方にはすぐには分からづらいかもしれません。その辺は訓練していますので)なかなかよさそうです。
今日はここまでです。
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実行実践してみていい効果が出たとか、こういうアレンジをしたら自分にはよかったなどありましたら教えてください。
また医療の方面の方、口腔の専門の方、ここに書いたことで明らかな間違いなどありましたらどうぞご指摘ください。