感染者数以外の数値も見ましょう

■■感染者数以外の数値も見ましょう■■

PCR検査陽性者数が増えています。単に陽性=感染者に近い の数だけみて怖いのどうのこうのいうのは表面的なのでそれ以外の数字も一度見ておきませんか。大阪府のHPが分かりやすかったので大阪でみますね。

 

●入院に至る率

大阪で12日現在実際に新型コロナにかかっている最中の人がどれぐらいいて、どういう状況なのかというデータです。かなりザクッとした数字に変えます。あくまでも傾向を知りましょうということなので。

PCR検査陽性(まだ陰性になっていない人ですね)の人
1400人です。

うち、無症状か軽症 800人(57%)(自宅・ホテル組)
残りが600人です。(43%)(入院必要組)

600人中300人が入院が必要ですが調整中の人です。
実際に入院されている人が300人です。
そのうち、人工呼吸をつけている重症者が60人です。

大阪府に100人の陽性反応の人がいたら、57人は無症状か軽症で入院の必要がなく、自宅かホテルに行くのですね。

残り43人は入院が必要。
そのうち4人ぐらいが重症。

ということのようです。

ちなみに症状は若い人の方が軽くて済むというのは特性として間違いなさそうですから、20代以外は結構の割り合いで入院レベルになる、という判断でそう間違いはなさそうです。

 

●後遺症

次に実際に入院した人が、退院後どれぐらいの後遺症が残るかというのを和歌山県が調査しました。退院後のアンケートで回答のあった163人のデータです。

後遺症のあった人

20代以下 30%以上
30代   77%
40~60代 50%

後遺症としては多い方から嗅覚障害、倦怠感、味覚障害、呼吸困難感、頭痛、脱毛、集中力低下、記憶障害などです。

なので、これまた20代より上の年代の人で入院すると、半数以上は後遺症が残るというデータでした。

 

●コロナ以外の数値 千葉市の場合

ただ千葉市長が「コロナ以外とも比べましょうよ」とツイートしていた6月の千葉市のデータです。

悪性腫瘍 228人
心疾患  93人
老衰   66人
脳血管疾患36人
肺炎   45人
コロナ   0

一方で10月の全国の自殺者は昨年対比2000人増で、39%アップだそうです。

別に上のデータだけで「コロナは怖くない!」といいたいわけではないのですからね。医療に従事されている方は本当に大変だと思います。

ただ3月以後今日まで、これだけ時間が経過して、PCR検査の陽性者数を「感染者」と言ってしまって、その中身はどうやねんというのを掘り下げないで進んでいるのが気持ち悪くて仕方がないです。

単に感染者数だけ追っかけて一喜一憂するのは進歩がないと思うのです。ごめんなさい、書いていると政府やマスコミに対しての愚痴になります。

※  ※  ※

具体的にどうしようかという指針が、感染の水際対策「百分の一作戦」

●換気してウイルスを薄める 
●最終的に眼鼻口の粘膜にウイルスが付着しないようにする

そして、そこをすり抜けて侵入してきたウイルスに対しては、
鼻からのどにある守衛室と免疫警備員さんたちに活躍してもらうために、質のいい鼻呼吸で免疫機能を十全に働かせる

●鼻うがい
【動画】花粉症軽減も。鼻うがいの実演

 

●あいうべ体操など舌の活性化
【動画】インフルエンザを止めたあいうべ体操

 

●鼻呼吸
【動画】あなたの免疫の仕組みを働かすには脱・口呼吸、鼻呼吸が必須
 裏で支えているのが舌の位置(1)

 

【動画】あなたの免疫の仕組みを働かすには脱・口呼吸、鼻呼吸が必須
 裏で支えているのが舌の位置(2)

というあたりを参考にしてください。まだご覧になっていない方はどうぞ。

 

整体の目的は整体師がいらない世の中をつくることだから
生活整体研究家

津田啓史 拝