野口整体の見方 傷は絶対消毒するな その3

緊急事態宣言の延長、8日の国内で過去最高の陽性者数の県が多発などの状況から、当面5月末までは休業せざるをえないのかな、というのが現状です。

今週は「野口整体のものの見方」についていくつかの角度からお話して、それをコロナ禍と経済と補償につなげて書いています。

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【野口整体の見方 傷は絶対消毒するな その3】

医療ドラマなんかで、手術の前に黄色い液でベタベタと消毒をしますね。あれイソジンだそうです。大阪府の吉村知事で有名になったうがいのイソジンですが、消毒にも使われています。

小さい頃の予防注射や以前の献血の記憶だとアルコール消毒でした。

なんでアルコールだと断定できるかというと、アルコール消毒したところ私の肌が赤くなるんですね。そうすると献血を担当してくれた看護師さんに

「津田さんは酒が弱いんですね」

みたいなことを言われました。なんでわかるんですかと聞くと「このアルコールを塗ったところが赤くなるから」だと。

びっくりしました。誰でもアルコールを塗れば赤くなるものだと思っていましたが、そうではなかったのですね。自分がお酒が極端に弱い体質だというのはわかってましたけれども、それは胃袋から血液に入るときのアルコールのことだと思ってました。私の身体というのは肌も酒が飲めない。アルコールに弱い。お酒に強い人はいちいち赤くならないんですね。

それでイソジンの話に戻るのですが、まっ黄色です。あまり美しくない。なんでこんなに痕が残るようなイソジンで消毒をするのかを献血の時に尋ねました。

そうすると、「塗ったところに色がつくので、どこを消毒したか消毒してないかが分かるから」というような説明を聞いて納得しました。

何を長々と書いたかというと、前回 前々回で「傷は絶対に消毒するな」を紹介していました。傷口に消毒薬を塗ることの功罪ですね。

傷口に塗るのは良くない作用もあるわけですが、今からメスで切ろうという部位は確かに雑菌が付き放題だと切ったら中に菌がはいりますから、これは消毒した方がいい。

丈夫な角質に覆われた皮ふの表面を殺菌消毒するのと、細胞膜のひ弱な傷口や再生しないといけないやけどの皮ふを殺菌消毒するのは意味が違うということですね。

何が言いたいかというと、とにかく何でも消毒するものだという常識にとらわれて、無条件で消毒してしまうことは良くなかったということですね。けがは消毒薬を極力使わない。で、これから切る予定(手術)で、まだけがをしていないところは消毒が必要。

常識を疑いましょうよということが言いたいわけですが、明日からその「常識外れ」の野口整体寄りのお話になります。(つづく)

 

生活整体研究家
進化体操と和の体育

津田啓史 拝

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