⑨太極拳・気功などとも比べてみる

「日常では考えられないぐらい難易度の高い角度に身体を曲げたり捻じったりすると、そういった超人的な力が得られるのだろう」

というふうに思い込んで、プロになったわけですが、、、、

という続きから書きますので、ヨガのアサナ(ハタヨガ=ポーズのヨガ)に励んでもあまり効果はなかったというような文脈にはなっていくのですが、そこまでレベルが低いと読まれてもそれは誤解です。

ハタヨガが効いたのか、生活総合ヨガで体質が一新されたのかは検証できませんが、便通は一日二回三回、しゃがむと同時に終了するというような快適さは続いていましたし、身体はさほど食生活に気を使っているわけではないですが誰が見ても極めてスリム。

食生活に気を使っていないというのはその通りですが、おそらく化学調味料などがどっさり入ったものを食すと、10分後にはぴゅーっと吐いていました。

それ相応の効果はちゃんとあったのですが、超人にはならなかったということです。睡眠時間も減るのは減りましたが、3時間というわけにはいかない。4~5時間しか寝られない日も多かったのですが、その分昼間は眠い(笑)。

話はハタヨガに戻ります。誰が見てもびっくりして「ヨガの行者だ」と言わしめるぐらいの難易度の高いポーズもできるにはできるようになっていたのですが、その時の感想として

「ここまで曲げ伸ばししても、取れないコリがあるんだ」

というものでした。ヨガのポーズが効かないと言っているわけではないです。なんの運動もしない人がヨガのポーズに励んで、ずいぶんと身体が楽になったという人はたくさんいます。

ですが、そのコリがポーズの難易度が上がるほどますます取れ、極限に見えるポーズではほぼきれいさっぱりなくなるかというと、無くならなかったということです。

前回にストレッチと前後して太極拳や気功も徐々に広がっていきましたが、その当時の感想としては

「ここまで極限まで曲げ伸ばししても取り切れないものが、ふだんの動作とあまり変わらないぐらいしか動かさない運動で、取れるはずないじゃねーか」

という印象を持っていました。太極拳などですね。少し腰を落とすぐらいで、あとは手の届く範囲で上げたり下げたり右往左往する程度。あんなもので健康になるはずがないと根拠なく思っていました。

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