㉓野口先生の本がない

何が進まないかというと、野口晴哉先生の著作が手に入らないので少しも勉強が進まないのです。後になってわかったことですが、野口先生のご本はその大半が「整体協会」の出版部門？の「全生社」という会社からほぼ会員向きにのみ販売されていたようで、一般の書店には出回っていなかったのですね。

この項を書いていて思い出したことがあります。野口先生の著作はどうやって手に入れたらいいのかはわからなかったのですが、野口整体を関西で受けられる先生の連絡先がわかり、どうやって勉強できるかというようなことなどを電話で問い合わせをしたことがあります。

もうまったくこちらの思い込みと印象でしかないのですが、その応対はおよそ歓迎されている雰囲気はほとんどありませんでした。それでも、野口先生の著作をどうしても手に入れたかった私は、その先生にそちらを訪ねたら野口先生の本は手に入らないかというようなことを尋ねたのでした。

すると、その先生は「在庫はない、私のところに整体を受けに来られている会員の方に頼まれたら、本部に行った時に買ってくるのです。なぜ（見ず知らずの）あなたの分まで重い思いをしないといけないのか」（津田の受けた印象を言葉にしたもので、言われた通りの言葉ではありません）というように言われ、少し水を差されたような悲しい気分になりました。

自分も気づかずに同じことしている可能性もありますけど。

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